「BEYOND TRAIL マイトリーカルナー」が手元に届いた。
製作に関わらせていただいた話はコチラ。
「BEYOND TRAILへと至る道」
もちろん中身は知っているのだが、手に取り、ページを開くたびに鳥肌が立った。本当に素晴らしい。翔くんをはじめとするアウトドアカメラマンのみなさまの写真。時にドラマチックで、時に歴史的で、自然の雄大さを感じる。そのすべてがトレイルランニングなのだ。
そしてなんといってもドビーさんの編集力。「アドベンチャースポーツマガジン」や「トレイルランニングマガジン」を手がけたドビーさんはトレイルランニングの歴史の生き証人であり、その眼でみたこと、その時に感じたことがこの写真集に集約されている。写真集なのに、写真を並べているだけではない。そこにはドラマがある。
相馬さんの生き様を記録に残したい。その気持ちからスタートした写真集は、その意思を活かしながら、トレイルランニングの素晴らしさを伝えている。それこそがトレイルランニングに尽くした相馬さんへの、本当の意味での追悼だと思う。
そして、ここまでのクオリティにしていただいた印刷会社のみなさまにも脱帽。まさにプロの仕事。時代的に印刷物は逆風だが、印刷物でなければ心を動かせない感動もある。
多くのプロフェッショナルと仕事をご一緒させていただき、本当に貴重な経験だった。これまでいくつもデザインの仕事をさせていただき、これからもデザインを続けていくけれど、この写真集に携われたことは一生忘れないだろう。翔くん、ドビーさん、本当にありがとうございました。
相馬さんのご家族、トレイルランニング関係者のみなさま、そしてトレイルランナーのみなさまたちに喜んでいただけますように。