#まだ終われない
「プロ・トレイルランナー鏑木毅が50歳で再びUTMB®に挑みます。NEVERプロジェクトとは、その挑戦そのものを指します。
この100年時代において、ひとりのアスリートが人生の折り返し地点に何を成すのか。その姿を追いかけ、伝えていくメディアとして特設サイト「鏑木毅 NEVER」も立ち上げました。今後、当サイトおよび鏑木毅の公式SNSを中心に情報発信を続けながら、2019年までに計3本のドキュメンタリー映像を配信予定です。」
先日、山屋さんにお声がけいただき、「NEVERプロジェクト」の最初の映像作品の上映会に参加させていただいた。
名司会の山屋さん。
「NEVERプロジェクト」の意味ってなんだろうと思っていた。
その日の朝に完成したという映像を観て、グラン・レイド・レユニオンでの経験を中心とした鏑木さんの話を聞いて思ったのは、競技というと結果ばかりが重要視されるが、挑戦する過程や気持ちに重きを置く。言ってみれば「手段」が「目的」であり、その先に「結果」がある。
こういう書き方をすると誤解を生むかもしれないけど、ぼくにも鏑木さんの決意の重さの一端を感じることができた。来年、ぼくも3年ぶりに100kのトレイルレースにエントリーしたのだ。
ここ最近は50kくらいのレースを楽しんでいたが、そうすると100kは途方もない距離のように感じられるようになってきた。なにしろ50kの倍の距離だ。身体を動かす時間や負荷は倍以上になるだろう。
一度消えた火を再び燃やすには、0から始める時以上の決意が必要という気がする。無知ゆえの勢いからの挑戦ではない。自分の意思で、再び高いハードルを目指すプレッシャー。ぼくみたいな鈍足マイペースランナーでさえそうなのだから、鏑木さんがこれだけのプロジェクトを経てUTMBの舞台に挑戦するのは、想像できないほどの強い決意なのだろう。
そう思うと「NEVERプロジェクト」はひとりのアスリートの物語ではないことに気付いた。トレイルランニングが市民権を得てから7~8年経ち、挑戦にひと段落しているランナーは少なくないだろう。今まさに挑戦しているランナーたちにも、その時は必ず来る。
「NEVERプロジェクト」は鏑木さんの自分自身への挑戦であると共に、そうしたランナーたちの道標でもある。目標に向かって動き始めた時、ぼくらもプロジェクトのメンバーとなる。
鏑木さんは心に火をつけた。ぼくも火がついた。みんなも火をつけよう。
レユニオンの話をする鏑木さん。「景色が綺麗だった」と何度も話していたのが印象的だった。
すみません、緊張して笑えませんでした。。。(鏑木さんはぼくのことを覚えてくれていました)
1 コメント
お昼休憩で拝見してます。
NEVERプロジェクト…
私も熱くなるものを感じ、涙が出てきました。
ワクワクするような、ドキドキするような、
少し不安もあるような…
不思議な感覚をおぼえました。
私も、火、つきました!