2012年5月19日。前日のUTMFに続き、いよいよハーフレースであるSTYがスタート。ぼくにとっても初のロングレース。足りていない実力は戦略をもって攻略せよ!
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「トレラン富士大決戦!攻略編(UTMF/STY)」
2012年5月19日。いよいよ決戦の日である。
朝、4時30分起床。実は前日にスタートしたUTMF組の様子が気になって、あまり寝られなかった。そうこうしているうちに「寝ないとマズいだろ」という気持ちがプレッシャーになって眠れない悪循環。。。(アリガチ)それでも寝たけど。
ということで、若干の寝不足感がありつつも、準備を済ませ、荷物を持ち大池公園まで歩く。STYはスタートとゴールする場所が異なるので、6時30分発のオフィシャルバスでスタート地点のこどもの国まで移動するのだ。
こどもの国には心折れ部STY組のメンバーが続々と集結。STYには7名が参戦。めざとくUTMBディレクターのカトリーヌさんを見つけ、富士山をバックに記念撮影。この楽しさも国際大会ならでは。
そしてスタート時刻が近づく。UTMF組を追っていた心折れ部サポート隊も合流して、みんなで円陣を組む。かけ声はもちろん、
「楽しむ勇気を!」
午前10時、STYがスタートした。1000人以上のトレイルランナーたちが歓声をあげながら走り出していく。長丁場ということもあってか、ぼく自身は過度な緊張感もなく、のんびりと旅立つ。序盤はひたすら抑える作戦なのだ。
今回、ぼくの目標は「完走」のみ。82kという経験したことのない距離を走り切るために、いくつか作戦を立てた。
試走はしなかったけど、コースを高低図と照らし合わせてみると、いい感じに3つのセクションに別れる。
■第1セクション
こどもの国〜A8西富士中学校(第一関門)28k/ゆるい下り基調
■第2セクション
A8西富士中学校(第一関門)〜A9本栖湖スポーツセンター(第二関門)27k/悪名高き天子山地
■第3セクション
A9本栖湖スポーツセンター(第二関門)〜河口湖大池公園(ゴール)27k/ハイキングコース的なゆるやかなコース
まずは第1セクションはひたすら脚と体力を残す。STYにとっては第2セクションの天子山地がメインイベントなので、そこで勝負をかけて、最後の第3セクションは歩いてでも間に合う時間設定をする。もちろん、関門の時間制限には最大限の注意を払いつつ。
第1セクションは緩い下りの林道や、送電線下の野原を走る。parkの傭兵、石井さんと一緒になる時間が多く、フルを走る石井さんにしては遅めのペースではと思ったが、ご本人は「初トレランなので」と言っていた。もしかしたらどこかでトップランナーを狙撃していたり、熊と闘ってタイムロスしていたのかもしれない。
8k地点、給水所の北山手前の渋滞でUTMF組のアフロさんを発見。少しダメージがあるようで、辛そう。コースも野原では強い日差しを避けることも出来ず、暑さも負担となる。
そこから先はアフロさんと世間話をしながら進む。けっこう退屈なコースだったのだが、話しながら進めたので気持ち的には楽だった。
4時58分に28k地点のA8西富士中学校(第一関門)到着。作戦では15時10分着予定だったので、ほぼ作戦通り。
こでUTMF組のエディ☆やホヤさん、トモさん、kyowさんと出会えた。ぼくのペースだとUTMF組には会えないかなと思っていたので、なんだかうれしかった。
(続く)
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