Facebookに「過去のこの日 ○年前」という投稿が出てくる。
今はFBにあまり投稿することもないが、昔はガンガントレイルランニングネタをアップしていた。要するにトレイル懐かし話が上がってくるのだ。
昨年はトレイルランニングを始めてから、初めてレースに出ない一年だった。おそらく今年も出ないので(夏山に行く予定もない)、トレイルネタがない。そこで思いついたのが
トレイルランニングレースのエイドステーションの思い出。
FBに上がってくるトレイル懐かし話でトレイルレースを思い出す時に、なぜかエイドに着いた時の記憶が多い。山を越え、谷を越え、ようやく人気(ひとけ)のあるエイドに到着した時の安心感、、、
体も休められるし、なんと言ってもコーラの美味しさよ、、、
その安心感は縦走している時に山小屋に着いた感覚に近い。「ようやく着いた」的な。やっぱりトレイルレースは「旅」だ。
「MY BEST TRAIL RUNNING RACE」は以前書いた気がするので、今回は「忘れられないエイドステーションの思い出」ベスト5。
5位:Trans Jeju 50(2018)
韓国チェジュ島の50kレースに参加。面白いコースで、前半に韓国最高峰(1950m)のハルラ山のピークを越え、後半はほぼフラット。そのハルラ山を下ったところ、27k地点にCP2がある。
50kのミドルレースなのに100kと共通スタートなので、カップラーメンも用意されている豪華エイド。日本と比べると若い女性スタッフが多く、みなさん笑顔でどことなく韓流アイドルのような(気のせい)。
そこで「渋井さん!」とぼくを呼ぶ声が。韓国チェジュ島でだよ。
振り向くとMMAを取り扱っていただいている大阪ソトアソの菊川さん。初海外レースでこっそり参加していたらしい。思いがけない場所での再会にビックリするやらうれしいやら。
その後も何度かレース中にお会いして、フィニッシュ前でロストした菊川さんとまたも合流。そのまま一緒にフィニッシュした。旅は道連れ世は情け。
Trans Jeju 50には翌年も参加したのだが、コースが大幅に変更。ロケーション、エイドともにぼくは初回が好みだったかな。日本からも近く、オススメの海外レースです(結局レース紹介している)。
4位:ハセツネ(長谷川恒男)カップ 日本山岳耐久レース(2012)
ハセツネは独特のレースだ。今はロングレースも増え、わりと「ロングトレイルのエントリーレース」的な位置付けのような感じもするが、特殊なのはエイドが一箇所しかないこと。
2012年、ハセツネに挑戦した。課題は「水」。ぼくは人並み外れた汗かきなので、4Lを背負ってスタートした。10月で気温はそんなに上がらなかったが、細かい登り降りで体力を消耗。脱水は避けたいので積極的に水分を摂取した結果、途中で4Lの水が尽きた。
もともと景観のよいコースではない上に(そもそも夜だが)、ガスが出て視界は悪い。唯一のエイドである月夜見山(42.1k地点)では水かポカリスウェットが補給できる。「水にする?ポカリにする?やっぱりポカリだろう」などと考えながら進み、ようやく月夜見のエイドに到着。
「ポカリが終わって水しかありません」(スタッフさん)
ガーン。
水を飲んで30分間ブルーシートの上でゆっくり休んだ。夜通し、明るい月がとても綺麗だった。
(続く)
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