MOUNTAIN MARTIAL ARTSがやってこなかったことのひとつに、アスリートサポートがある。
理由は主にふたつあって、MMAはスポーツブランドではなく、ライフスタイルブランドであること。
そしてもうひとつが、ぼくがアスリートサポートに疑問を持っているから。
例えばトータルでプロダクトを展開するブランドのサポートを受けた場合。ギアからウェアからシューズまでそのブランドを使わなければならないのでは?(詳しくないので間違えていたらスミマセン)
でも「シューズはあのブランドのを使いたいな」とか、相性はあると思う。ロードはNIKEのおかげで形骸化しているようにも思えるけど、、、
ある面ではアスリートにプラスになるけど、ある面ではネガティブになる可能性もある。今は個人の活動の幅が広がっている時代。ブランド主体ではなく、もっとアスリートがいろいろなことを自由に選択できるサポートこそ、アスリートに寄り添うことになると思っている。
ということで、MMAはアスリートを専属サポートしていない。その代わりに、MMAが一方的に応援したいアスリートはいる。
だから「公式にMMAが応援するアスリート」という活動をすることにした。名付けて
「MMA FRIENDS」
成績は求めません(そもそも自分が好成績を目指しているわけではないので)。
他のブランドを着てもOK。
MMAを着てくれるとうれしい。
プロダクトのテストもお願いします。
大手ブランドと専属契約が決まったら羽ばたいてください。
まずはお二人に声をかけた。
一人はMMAでブログを書いてくれている朽見さん。ぼくも毎回朽見さんの山行ブログを楽しみにしているのだが、TJARを完走する実力を持ちながら、朽見さんの文章から感じるのは「競技」ではなく「旅」。ぼくも登山もトレイルランニングも旅だと思っていて、朽見さんの山への向き合い方にリスペクト。
実はプロダクトテストは以前からお願いしていて、ぼくでは到底到達できないレベルの山行でのテストはブランドも助かります。
もう一人は最近MMAのモデルをしてくれている三津家くん。筑波大でランニングの研究をして、自身もトラック競技に取り組んでいる。なんとTiktokフォロワーは17万人!で、SNSに真剣に取り組むのも、どんな入口であれ陸上競技に触れるきっかけを作りたく、盛り上げていきたいという。ぼくも「トレイルランニングを盛り上げたい」とMMAを立ち上げたので、激しくシンパシー。
なにより、お二人からはアクティビティのある生活の楽しさを感じる。これこそMMAがブランドを立ち上げた当初からコンセプトとしている「アクティビティのある生活の楽しさを提案する」を実践しているのだ。
2012年12月12日にMOUNTAIN MARTIAL ARTSがスタートしてから、10年目に突入した。変えない部分は変えない。でも変える部分は変えていく。「MMA FRIENDS」もそのひとつ。もちろんこれからもよい出会いがあれば、MMAが勝手に応援させていただきます。あれ、そういえばトレイルランナーがいない、、、
なにより、普段からMMAを愛用していただいているユーザーのみなさまこそMMA FRIENDS。朽見さん、三津家くん、そしてぼく。街や山で見かけたら、気軽に声をかけてください。友達だから。