→ 1つ前の投稿:「一石山の御岩屋」(奥多摩・日原鍾乳洞)からの続き
せっかくこの場所に来たからには、その「一石山」にも行ってみたいということで、一石山(1007m)そしてその先にある「ミズナラの巨木」を目指し、鍾乳洞の入口近くにある一石山神社から登りはじめます。(※小川谷林道入口からの籠岩側からの実線ルートは、落石のためアプローチできなくなっていました)
山と高原地図のルート表記上でも破線表示になっており、踏み跡も曖昧であったり、道標が朽ちて無くなっているものが多く地図を確認しながら進みます。登り口にも「悪路」という注意書きが掲出されていることだけあって足場を注意して進む必要がある急勾配のトレイルです。
標高1000mに近づくと地表にも石灰岩の巨石が急に目立つようになり、一石山の稜線に出る直前から樹種も広葉樹に変わりはじめて景色が変わりはじめます。
一石山を過ぎると、ミズナラの巨木までは稜線上の緩やかでフカフカなトレイルを進みます。「どれが巨木だろう?」と思うくらい、人形山に近づくと大きなミズナラの樹が周りを覆うようになりますが、その先を見ると・・
「お、大きい!」
目線の先に一際幹の太いミズナラの巨木が現れました(一番上写真の中心)。幹回りが6.5m、樹齢は何と800年とも言われているとのこと。残念ながら幹の一部が折れてしまっていて、樹勢を保つために(根に負担をかけたり、木に登ったりしないように)現在は木の周囲に置いてあるウッドサークルよりも外側から見なければならないのですが、威厳のある神秘的な雰囲気からパワーを頂きました。
このミズナラの樹林は、あまり人に教えたくない!と思えるほど素敵な空間でした。次回は是非、秋の紅葉シーズンに訪れたいと思います。