あと2晩寝たらUTMF!もしかしたらその後2晩は寝られないかもしれないw“普通”のウルトラトレイルランナーのみなさんに向けて、同じ“普通”な自分から、過去の経験よりちょっとしたアドバイスです。実はトップランナーの方たちのアドバイスって、ちょっと次元が違い過ぎることもあり、自分に当てはめるとどう判断したらよいかわからないときって多いですよね?なので、意外と普通目線の横の情報交換が役に立つことも結構あるのかもしれません。
とはいえ、ここに書くことは一部(全部?)独断と偏見もあるので、参考にするかは各自ご自由に!
ではいってみましょう!

まずはザック!ランブラーさんも書いていましたが、ユサユサ揺れていると余計な負荷がかかり、それを160km続けるとなると…orz ポイントは、「アジャスト部分を体に合わせしっかり絞る」、そして「アジャストした部分が動かないように紐を結ぶなどしてしっかり固定」。これでザックが劇的に安定し走りやすくなります。すぐにできることなのでぜひやってみてください!オススメ度★★★★★(星5つで満点)

続いてストックの先について。UTMFは林道、ロードでの使用可能箇所が多く、特にBlack Diamondウルトラディスタンスを使う方(多いですよね?)は、途中で先端が削れ金属が露出すると思ってください。対策としては、先端の細いキャップの替えを購入しておきいつでも交換できるようにしておく。しかし、できればロードでは6mm口のストックキャップを別途購入し、最初からついている細いキャップの上から装着してしまう方法が一番です(写真左がデフォルト、右がキャップ装着後)。なぜなら、ウルトラディスタンスは先端が細過ぎ、ロードでは突いてもストックが流れてしまいかなり使用しにくいからです。UTMFのコース特性を把握し、突きやすいように工夫が必要ということです!あと、ストックはフォームなど使い方を間違えると身体の負担ばかり増えるので、ネット等で正しい方法を改めて確認し、必要あれば事前に近くの公園などで試してみるとよいかもしれません。オススメ度★★★★★

ザックの改良。まずストックは後ろより前が圧倒的に快適です。バンジー、ゴム等で前面部にストックを装着できるようにします。これで走りながらでもしまったり使ったりの作業ができ、煩わしさ解消!あとは、前に付属のポケットを取り付けるのもオススメ(この写真でいうと右胸部分の赤いポッケが自分で付けたもの)。これで前に色々入れられるので、走りながら取り出せるものが多くなる=途中でザックを降ろす回数を減らせるという利点があります。。そして、ストックとポケットを前に装着することにより、前と後ろの重量をうまく分配でき、ザックや上半身の安定につながり走りやすくなるはずです。ぜひお試しを!オススメ度★★★★★

続きましてウェア、特にザックに入れておく悪天候、防寒編。左から、montbellの雨具トレントフライヤー上、下、最軽量ダウン長袖、そしてパタのフーディニパンツ。まず、個人的にはこの手のものは使う場面も限られるので、値ごろ感と機能のバランスが抜群なmonbellからチョイスすることをオススメします(もちろんお金を掛けられるなら他のチョイスも広がります!)。で、雨具ですが、montbellで言えばよくバーサライトとトレントフライヤーどっちがいいかという話になりますが、両方使用した経験上&店員さんの話を聞いても、軽さを除き、透湿性と防水性は圧倒的にトレントフライヤーが上です。ただし、ほんとに雨が降らなさそうであれば軽量化でバーサもありかと。ちなみに、雨は降っていなくても寒くて雨具を着る場合があると思いますが、その場合は透湿性により優れたトレントの方が使用経験上断然よかったです。次に左から3つ目のダウンについて。基本的に走っている、動けているときはそれ程寒さを感じないため、ほとんど着ることはありません。なので、これは「停滞時用」。調子が悪くなったり、少し疲れたので休憩したいというとき、あるいはエイドで休憩中などというときは、抜群に暖かいです。しかも動いていないときは汗をかかないので、濡れによる機能低下の問題も特に気にしなくてよい。ウルトラトレイルでダウンを持って行く人はあまり多くないですが、個人的には過去のUTMF、UTMBでこれに助けられた場面も多く、オススメします。最後に写真右端のフーディニパンツ。後述しますが、自分はロングスパッツを履かないため、レギュレーション対策として持っていきます。ちなみに透湿性もなかなかよく、裾のボタンを外せばシューズを履いたまま素早く装着できるため(HOKAはムリw)、走っていて少し寒いときに履く、あるいは小雨の場面で、というときも重宝します。以上、ちょっと個人的見解も含まれますが、オススメ度は総じて★★★★

続いてスパッツについて。自分はロングタイツを履きません。理由は膝を曲げる際生地の着圧で余計な負荷がかかるため。なので、基本はハーフスパッツ、ヒザのテーピング、カーフカバーの組み合わせです。これだと着圧+膝の解放感で快適。あと、カーフは通常よりワンサイズ大きめをお勧めします。30時間を超えてくると特にひざ下の浮腫みが酷くなることがあり、その場合の過度の着圧を回避できるからです。走っていてくるぶしの辺りが腫れたりしたら、一度カーフを脱いでみることをお勧めします。理由が過度の着圧なら、一気に楽になりますよ!好き嫌いあるということで、オススメ度★★★

ウインドストッパーはフード付がオススメ。強風の際は体温も低下するので、しっかり頭も被っておいた方がよいという意味です。個人的にはそれほど軽量とは言えないけれど、パタのフーディニはお勧め。適度な生地厚感もあり、低温&強風でもかなりこれだけで耐えられます。まぁウインドストッパーはどのメーカーのものもかなり優秀なので、ここではフードについてという意味で、オススメ度★★★★

ゼッケンベルト。途中着替えることがあっってもゼッケン付け替えなどのストレスがありません。上から防寒着を着用するときも、常にゼッケンを一番外に出しておくことができオールスポーツの写真を確実にゲットできるww ちなみにUTMBはルールでゼッケンを常に見える位置に付けないといけないため、これは重宝します。あと意外な利点として、これを骨盤周りにややキツめに締めることにより、レース後半の姿勢の崩れを軽減できます。意外に便利ということで、オススメ度★★★

これは何かというと、「シューズの紐をちゃんと結ばない」w 下りはダメですが、平地や登りはこれで足の中をリラックスさせて進むことができます。長丁場なので、たまにシューズの中に休憩を与えてあげることも重要。結構いいですよ!まぁ好き嫌いあると思うので、オススメ度★★★

最後に補給食。下の二つはコンビニで買いました。左が262.5kcal、右はなんと354kcal!もちろん”いわゆる”的な上段の補給食よりおいしいです。要は、補給食も”いわゆる”的なものにこだわる必要はないということ。コンビニならナチュロ、あとはスーパーのちょっとしたコーナーとかで、身体にも優しい自然素材のものがたくさん手に入ります。ジェルに飽きている人、一考してみては?オススメ度★★★★
あと、写真撮り忘れたけど、「長袖<Tシャツ+アームカバー」。これも結構オススメです。少しでもレイヤーを増やして温度調節できた方が快適に走れる気がします。特にウルトラは昼夜寒暖の差も激しいので、意外とアームカバーの上げ下げがキーだったりすることも多く。ということで、オススメ度★★★★
いかがでしたか?あくまで参考です。参考になってももう2日しかないから間に合わない?ですよね…。
2 コメント
初めまして。
色々と読ませて頂きましたがとても分かり易くて大変参考になりました!
一つお聞きしたいのですが『右胸部分の赤いポッケ』のポーチ?はどこの商品でしょうか?差し支えなければ、教えて頂けませんか?
これからもお体に気をつけてください。
お返事遅くなり申し訳ありません!見逃していました…
赤いポーチはEQUINOXです。アートスポーツなんかで売っていますよ~!軽量・防水でとても使いやすいです。