先週の日曜日、北丹沢から帰ってすっかり疲れて眠ったのですが・・・
関門までダッシュで走ったのにちょっと間に合わなくて悔しくて、『走らせてください!レースとかじゃないんです!あたしは走りたいだけなんです!やめてください!行かせてください!』
っていう夢をみました・・・。
7月7日(日)に開催された第15回北丹沢12時間山岳耐久レース。
残念ながら途中棄権に終わりました。
関門アウトではなく、自ら悩んで納得してリタイアしたつもりでしたが、夢でうなされるなんて(笑)、よっぽど悔しかったんだと思います・・・。起きたら汗びっしょりでした。どんだけだよ。トレランレース2回目。悔しいレースとなりました。
まだまだ経験の浅い私。走り方も筋力も未熟すぎる私。悔しいを連呼しまくったけど、またひとつ良い経験を積むことができました。
故障中のレース出場
灼熱のレース
途中棄権という判断
リタイア後の心境
次への気持ちの切り替え
どれも私にとって、初めてのことです。今回は、レース一週間前の時点で5キロしか走れなかったわけで、完走が難しいことは覚悟していました。ゴールできないかもしれないのにわざわざ出るのか?私は、大会の空気感や灼熱の北丹沢とはどんくらいすごいのかとか、チャレンジすることでそういうことを身をもって体験する価値があると判断しました。自己管理としてリタイアする勇気を持って。
7月7日。嬉しいのか悲しいのか、晴天すぎる気温35度という真夏日が私を迎えてくれました。いざ現地に着いてみれば、前泊でワイワイ楽しくてテンションも上がり、久々に山を走れることやレースの雰囲気がそりゃもう最高に嬉しくて!冷静に振り返ってみれば、スタートから10キロくらいまでは想像以上に走れました。
キタタンの登りは、6月に出たスリーピークスよりも緩やかなはずなのに、これでもかと登らされる感覚のかなりキツイものでした!登りが好きなんて言ってごめんなさい(笑)ゆるやかな上りのだらだらロードで足をかなり使った上でのしんどい登り。初めて体験するキタタン名物大渋滞。偽ピーク。そんなペースを崩されるレースとサウナのような灼熱の気候に心折れて、コース横に座り込んでしまう人、木にもたれかかってぐったりしている人、寝っ転がっちゃってる人がわんさかいるという、普段の山では絶対見かけないような光景だらけでした。
膝が本格的に痛みはじめたのは10キロを超えたその後で、ギシギシという音が身体の中で響き、大渋滞のなかでじんわりと違和感が増していく。渋滞が途切れた瞬間に走れるはずなのに、足が前に進まない。痛みで力が抜けて足の踏ん張りがないからなのか?腰だか骨盤だかがグラグラと不安定になりはじめて、ちょっと走ろうとした時に、ヒザカックンのようにガクンと崩れ落ちて何もないところで転んでしまいました。その瞬間、「あぁ、これはきっと、赤信号だな」とリタイアを決心しました。ただし、膝が完全にダメというわけでもなく、とりあえず第一関門までを気持ちよく楽しんで駆け抜けようと決めて、そこからは存分に下りを楽しみました!(笑)
でも第一関門が近付くにつれて
いや、やっぱり第二関門まで行けるんじゃないかな、いや、やっぱり今のうちにやめたほうがいい、いや、ゆっくりだったらいいかな、いや、歩きでもこれ以上はやばいかも、いや、どうせ明日からも歩くわけだし無理しなければいいか、いや、無理しないって言っても走りたくなるはず・・・
なんて悶々としながら(笑)、結局予想よりも早めの関門30分前、11時頃に第一関門に到着しました。到着時間がそこそこだったことで、とりあえず今回の目標は達成したのだと自分に言い聞かせて言い聞かせて言い聞かせて、第一関門を今回の自分のゴールにしました。
運営テントにリタイアします、と言いに行くと「ハイハイ~おつかれさま~。印つけますね~」とゼッケンにマジックで丸を付けられて、あっさりと私の初めてのキタタンは終わってしまいました。まだまだ走っている仲間が気になってそのあとは応援に徹しました。仲間のドラマチックな関門突破、感動的なゴール。繰り返し言いますが、まだまだ未熟な私にはとてもいい経験になりました。
ああぁぁあ~~ゴールしたかったなぁ~。だって皆さんがボロボロよれよれになりながらゴールする姿がほんとにかっこよかったから!!!その感動味わうためにちゃんと治さなきゃ。
レースってやっぱりいいなぁ。
来年は必ず、完走します!