※友人のアドバイスにより一部修正しました
UTMF/STYまであと21日。
今年から大会参加案内などはダウンロード形式になったのですね。ポストを覗くと参加案内が届いていた!というドキドキ感が結構好きなので、それがないのはちょっぴり寂しくもありますが、環境配慮ということにはとても賛成です。色々メリットデメリットはあると思うのですが、届いた届かないとかのトラブルも少ないんだろうと考えると、そういう点でも良いことなんじゃないかなと。
必要書類のダウンロード開始は「4月上旬」と書いてあるのでもうすぐですね。その書類の中のひとつ「必携品」。みなさんはもう準備はできてきていますでしょうか。私は初めてのSTYなので、あれこれまだバタバタ準備しています(笑)
そのひとつの項目で、ものすご~く重要だと思ったことをひとつ。
【雨天に備えてフードつきレインジャケットとレインパンツ。どちらも〈ゴアテックス〉あるいはそれと同等の防水、透湿機能を持ち、縫い目をシームテープで防水加工してあるもの。】
必携品ウエアの保温性、防水性などのレベルは、選手自身の責任で決定してください。事前にそれらを着用して氷点下気温の高山、大雨の中での長時間に及ぶランニングなどを体験し、それらのウエアがほんとうに自分のカラダを守ってくれるのか否かを知っておきましょう。選手自身が責任をもって認め、届け出たウエアを大会本部はその選手の必携ウエアと判断します。 (公式ホームページより抜粋)
私は防水シェルはPatagonia Women’s Torrentshell Jacketを使っています。パタゴニア独自の素材、「H2No」(エイチ・ツー・ノー)です。(防水素材については各社様々な素材を出していますが、その辺はブログで語るほど詳しくないので割愛。)
防水素材の違いとか、透湿性とか必携品に沿ったものであることはもちろん重要ですが、それよりもなによりも、大事なこと。それは、2月に行われたランボー大学の「ランボー大学レース学部 UTMF/STY学科」でエディさんが言っていたひとこと。
『レインウエアは、大会前に必ず専用の洗剤で洗うなど、防水機能を万全にしておかないと意味がない』
わたし、きちんとブログにもそのことを書いて、メモをしています。それなのに・・・!
先日ブログにも書いた六甲縦走キャノンボールでは、朝から雨が降っていて、途中は滝に打たれてるんじゃないかくらいの豪雨の中、私のトレントシェルはスタートわずか30分もたたないうちにビッショビショ。ジャケットの色が変わるほど。その時にエディさんの言葉が、頭の中にエコーのように響き渡りました。意味がない意味がない意味がな~い・・・。あちゃ~、洗っておけば良かった。
どんなに高いジャケットでも、どんなに優れた素材でも、その防水機能が正常な状態で発揮されてなければそれは防水ジャケットでもなんでもありません。その時私が着ていたものは、ただの “はおりもの” でした。
アウターはなかなか洗濯するのが億劫だったり、防水シェルは専用の洗剤が必要で温水洗濯など手間がかかり、ついついそのまま干して終わりにしがちではないですか?私は究極のずぼらなので、まさにそのダメなやつです。そんな私が言うのもどうかと思いますが、やはり汚れが付着していたり、透湿性・防水性の低下など、定期的にメンテナンスしないと機能が損なわれていきます。洗濯の方法については、それぞれのメーカーの素材によって推奨方法が異なります。お持ちのウエアのメーカーのホームページで洗濯方法が記載されているので、それをみながら必ず洗濯+撥水処理をしておくことをおすすめします。あ、ジャケットだけでなくもちろんパンツも!そして、まだ数日あるので、一度洗濯をして、防水機能を確かめて、それでも機能を発揮しない場合は買い直しが必要だと思います。
私は、防水ウエア専用の洗剤ですすぎなしで洗濯 → 水気をきって浴室乾燥で乾かし → 完全に乾いたらアテ布をして低温でアイロンがけを行いました。今回は家にあった防水ウエア専用の洗剤で洗っただけだったけれど、その後撥水剤で処理を施すとバッチリ。専用洗剤で洗濯+濡れたまま撥水剤+乾燥機でまんべんなく熱を与える、が良いのだとか。やっておこう!
“事前にそれらを着用して氷点下気温の高山、大雨の中での長時間に及ぶランニングなどを体験し、それらのウエアがほんとうに自分のカラダを守ってくれるのか否かを知っておきましょう。” というのは、とても重要なコメントだと思います。今回は防水ウエアの話題ですが、これは他にも言えることだと思います。たとえば、ヘッドライトが「電池切れ」ではなく「球切れ」する、シューズのソールが劣化していてはがれる、靴ひもがちぎれる、ザックが破れる、ウエストゴムが抜ける・・・などなど、考えられるトラブルはたくさんあります。昔、フィギュアの織田信成選手がバンクーバー五輪で演技前から切れていた靴ひもを「感覚が変わると困るから」と、切れたところを結んで試合に出て、途中で演技を中断してほどけた紐を結び直したことで減点されて、メダルを逃し「自分の責任」と涙したという出来事がありましたね。
必携品に記載されているものを持っている、そんな場合でも本当にそれが何時間も継続して役目を果たせるのかどうか。今一度、すべての装備品の状態チェックをして、必要に応じてメンテナンスや買い直しの必要がないか確認しておくべきだと感じました。
トラブルなく完走すること。
あと21日、自分がより良い状態で走りに集中できるよう、準備をすすめていきたいと思います。