2016年(平成28年)4月14日21時26分(JST)頃に、熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード6.5(暫定値)、最大震度7の地震が発生。さらに、その28時間後の4月16日1時25分頃には、同じく熊本県熊本地方を震源とする、マグニチュード7.3(暫定値)、最大震度6強の地震が発生した。
以降、九州では余震が続いており、さっき(4/18 6:30AM)検索したら、46分前にも最大震度4の地震、と表示されていました。延々と続く余震にきっと眠れない日々が続いていることでしょう。緊急地震速報のあのけたたましい音は、何度聞いても慣れないもの。東日本大震災の記憶が蘇ります。
わたしは、阪神大震災、東日本大震災共に経験しているけれど、それでもやはり日常に慣れてしまっていざ災害に遭った時の準備ができているかというとクローゼットの奥深くにほとんど開けたことのない災害セットが入っているくらいです。多くの方がそうでしょう。
今回の震災をうけて、4月17日(日)に開催予定だった「北九州・平尾台トレイルランニングレース」は中止となりました。わたしなどが言わずともみなさん充分に知っていることと思いますが、トレイルランニングレースを開催するには長い準備期間を経て、多くの方が携わって本番を迎えるもの。レースガイドの雑誌を作る際に平尾台の見開きページを担当したのですが、特にこのレースは、全国からファンが集うリピーターの多い人気レースで、コースの美しさや応援の温かさなどが大評判なのだと聞いていました。だからこそ、参加予定だったランナーも皆きっとこの英断に納得したと思います。
まだ地震発生からわずか数日ですが、被災地支援に動き出した方々がいて、その動きの早さは本当に素晴らしいと思います。九州在住のトレイルランナーや山仲間は直接的にはあまり多くないのですが、仕事で福岡、宮崎、熊本には足を運んだことがあり、ついでに山を走ったりもしました。早起きをして仕事前に熊本城の周りをぐるぐるしたり、福岡の山地図を広げて端から端まで走ってみたり、宮崎のシーガイアを海風に包まれて走ってSPAで汗を流したり。九州には素敵な山がたくさんあると聞いて、時間をとって山旅に行きたいと考えていました。そんななかで起きた地震。わたしにも何か少しでもできることがないものかと思っていたところだったので、ショップやブランドを通して全国に広がるコミュニティを持ち主導してくださる方々を支持し、情報をシェアすることで力になれればと思いこうやって記事を投稿しています。
■九州トレイルランニング協会|【被災地支援】TRAQ オリジナル手ぬぐい注文フォーム
締切:4月28日(木)
http://trailrunning.jp/traq/report/wpmaster/1316/
まだ余震が続いておりますが、今回九州の熊本県、大分県にて発生しました地震による被害へ少しでも復興の支援になればと思い、九州の山々を描いた「手ぬぐい」の販売を行い、原価を除いた収益のすべてを義援金として募金を行います。どうか皆様のご協力をお願いいたします。
代表 高木 智史 / 椎山 宗一郎
(引用:TRAQ HPより)
※手ぬぐいに加え、Buffも購入できます。
■Half Track Products 熊本震災チャリティー手拭い
締切:4月25日(月)
https://halftrack.stores.jp/items/571334ada458c08300009dab
大したことはできませんが、手拭いを作ります。一枚につき500円を義援金とさせていただきます。集まった義援金は、しかるべき団体へ送るか、もしくは物資(水やミルク、オムツなど)で被災地へ送りたいと思います。詳細は決まり次第ご報告いたします。できるだけ早く送りたいと思いますので、4月25日までのオーダーで締め切らせていただきます。※商品の発送は5月18日頃になります。
GEARHOLIC一同
(引用:Half Track Products HPより)
■道がまっすぐ
次回火曜ロード走(4/19)は「3k走っちゃあ」から「3k走るばい」と名前を変更し、熊本・大分の皆さまへ思いを届けるグループランを開催したいと思います。グループラン集合場所に、募金箱を設置させていただきます。募金いただいたお金は全額「平成28年熊本地震」へ寄付させていただきます。お気持ちでかまいませんので、ご賛同頂ければ幸いです。
TODAY RUNNING COMPANY 道がまっすぐスタッフ一同
(引用:道がまっすぐfacebookページ)
■snow peak (テント、シュラフ(寝袋)、インナーマット、銀マット の支援)
大手企業も動き出しました。既に使わなくなってしまった、物置や押入れの隅で眠っているテントやシュラフ、ご使用にならないマットなどを援助物資としての提供を呼びかけています。(実際に使用できるものに限る)現地へ直接運び、可能な限りテントの設営までするそうです。
平成28年熊本地震に伴う災害援助物資提供のお願い
https://store.snowpeak.co.jp/sp/information/information_reliefgoods.html
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■受付期間 : 2016年4月15日~4月22日
■受付援助物資として必要なもの
テント、シュラフ(寝袋)、インナーマット、銀マット
■スノーピーク奥日田への発送もしくはスノーピーク太宰府への持ち込みにて受付。
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※“災害援助物資送付シート”(下記URLにPDFがあります)を利用し必要事項を記入の上発送すること。
※発送は元払い、他社製品でも可。ペグや張り綱がなくても可。その他注意事項は以下URLにて確認を。
■T-mountain 毎週火曜日グループラン「ASASHIRO」
https://www.facebook.com/events/942169325900553/
いつも遊ばせていただいている松山城。それはそれは大きくて立派な石垣の数々。
到底、ズレたり崩れたりするとは想像できません。。。それが今回の地震で目の当たりに・・・
九州・熊本のみなさまの少しでもお役に立てれば。
T-mountainで、毎週火曜日に開催しております「ASASHIRO」
基本的に自由参加無料ですが、しばらくの間、参加費として100円でも500円でも構いませんので、みなさまのお気持ちを義援金として集めさせていただきます。*もちろん参加費ゼロ円でも、ご参加は可能です。集まった義援金は、Traq・九州トレイルランニング協会さんを通じて、支援先を選定し有効活用させていただきます。みなさまの御協力、よろしくお願い申し上げます!!*店頭レジでも、同様に義援金の受付をさせていただいております。
(引用:T-mountain facebookページ)
■mont-bell 【アウトドア義援隊】熊本地震援助金の受付
http://about.montbell.jp/release/disp.php?infomation_id=300
銀行振込での受付、店頭、ポイント寄付などができるそうです。また、4/17(日)には早々にモンベル南阿蘇店を拠点にアウトドア義援隊の活動を開始し、テントや寝袋を貸出し。4/18にはモンベル南阿蘇店前に43張のテントを設置しているそうです。
阪神淡路大震災、東日本大震災の折にも皆さんに呼びかけさせていただいた結果、微力ながらも被災された方々のお役に立つことができました。このたび熊本県を中心としたエリアで発生した今回の地震につきましても、取り急ぎ出来ることから着手させていただきたく、ご協力をお願いいたします。
2016年4月16日
大阪市西区新町2丁目2-2 株式会社モンベル内
アウトドア義援隊 代表 辰野勇
<アウトドア義援隊とは>
1995年1月に発生した阪神淡路大震災で、モンベル代表の辰野勇が、アウトドア関連の企業や団体に呼びかけて組織したボランティア集団。東日本大震災の発生時にも組織され、多くのボランティアの協力のもと、独自のネットワークを生かし、個人や企業から寄せられた救援物資約300トンを被災地に届けました。アウトドアで培った経験や知識、そして機能的な道具が、いざというときに役立つことを実感し、野外活動に親しむことの意義を啓発するきっかけにもなりました。
(引用:mont-bell公式サイト)
■登山家 野口健さん「熊本地震テントプロジェクト」
http://www.noguchi-ken.com/M/2016/04/tent-project-2016.html
ネパール大震災の際、現地ヒマラヤにいた野口さん。その経験やその時の震災基金で救われた野口さんやシェルパの方々の想い。恩返しをしたい、とプロジェクトを立ち上げたそうです。すでに100張のテントとコールマンからの無償提供のマットが岡山県総社市経由で現地(熊本県増城町の避難所となっている広安小学校)へトラックで届けられる手配となっているそうです。第二弾、第三弾と続けるためにテント、テントマット、シュラフなどを支援物資として募集されています。
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●募集物資:テント・テントマット・個人用マット(銀マット・インフレータブルマット)・シュラフ(寝袋)
※テントは部品(できる限り説明書も)が揃っていて設営可能なものに限る
※テントには使用可能人数・寸法(例:○人用、270cm×270cm、等)を明記した紙を添付
※サイズ、数量は問わず
※新品、もしくは劣化がなく清潔なもの
※運賃元払いで発送
●受付期間:2016年4月20日〜4月27日
●送付先などの詳細は以下URLへ
http://www.noguchi-ken.com/M/2016/04/tent-project-2016.html
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昨年4月25日のネパール大震災。僕はその時、ヒマラヤにいました。ヒマラヤ山間部の集落にある家屋が倒壊していきました。余震が続く度にまた更に、また更にと。あの時に感じた無力感は忘れません。被害の余りの大きさに途方に暮れました。しかし、そんな僕を救ってくれたのは日本の皆さんでした。「ヒマラヤ震災基金」を立ち上げたら日本中から寄付金が集まりその中には九州の方々も多く含まれていました。その基金でとても多くのテントを作り多くのシェルパ達が暖かい夜を過ごせた。
シェルパ達は僕にとって家族です。この恩は生涯忘れません。昨日、シェルパ達から「ネパールの地震の時に日本のみんなに助けてもらった。少ししかお金がないけれど今度は僕たちが助けたい」との連絡が入りました。震災は残酷で我々に試練を与えますが、しかし、こうして生まれてくる人と人の輪もあります。シェルパ達の気持ちを日本の皆さんにお伝えしたい。
そしてネパールを助けて下さった日本の皆さんに恩返しをしたい。これがこの度のテントプロジェクトの原動力です。
第一弾に100張りのテントを次の金曜日に被災地に届けられる事になりました。これからも第二弾、第三弾と続けていきます。その時々で求められるニーズも変わってくる事でしょう。まずはテントを中心にやります。この活動にご賛同くださる方々、どうかよろしくお願い致します。
野口健
(引用:野口健さんHP、facebookページ)
■【受付終了】EDIT design&supply 九州ドボンクラブ チャリティーステッカー
150枚に達し、受付を締めきり、合計83,500円を平成28年熊本地震災害緊急支援募金として南阿蘇村に「ふるさと納税」として支援するとのことです。
九州には素晴らしい山々があります。そして素晴らしいハイカーもたくさんいます。残念なことに地震で被災された方もたくさんいます。九州のハイカーの集まり“九州ドボンクラブ”昨年ステッカーを作成させて頂きました。地震の一報で真っ先に思い浮かんだのが彼らの事でした。ちっぽけな事かもしれませんが、僕たちのできる事を。九州の皆さんと笑顔でハイキングできる事を願っております。今回、チャリティーとしてステッカーの売上全額を寄付させて頂きます。現在、寄付先は決定しておりませんが、平成28年熊本地震災害緊急支援募金として南阿蘇村に「うるさと納税」として支援するなどを考えております。
(引用:EDITオンラインショップ)
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トレイルランニング、ランニング、アウトドア、共通の趣味を持つ仲間が立ち上がり何か少しでもできることを、という動きに心から賛同します。そのほかamazonの欲しいものリストやふるさと納税など様々な情報が入ってきています。ちゃんと現地に届くのか、どんな風に使われるのかなど東日本大震災の時のことを考えるとなかなかもどかしい部分、複雑な部分もありますが、大きな被害を受けていないながらも2つの震災を経験したものとしては、それよりもなによりも、まず少しでも力になれることはないかと動き出そうという気持ちもまた助けになるような気がしています。
また新しい支援の取り組みを見つけたらここへ更新したいと思います。いまはまだ、大変な時期だと思いますが、時期をみて九州のみなさん自慢の山々へ足を運びたいと思います。
被災地の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
(2016.04.18)
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[…] トは、Emmaちゃんのこちらのブログに分かりやすく紹介されていますので見てみてください。 […]