MMAのサイトリニューアル、おめでとうございます!全面リニューアルということでMMA Blogのデザインも一新。わたしは個人ページのTOPがお気に入り。今っぽいというかinstagramっぽいというか、アイキャッチ画像の並び方とタイトルのバランスなど。そういう知識やセンスは特にないですが直感的に好きです。
プロフィール画像も替えてもらいました。これは一昨年の春に、巾着田(奥武蔵)の菜の花畑でカメラ好きの友人に撮ってもらったもの。いまより痩せていて、今年はまたこのくらいまで絞らなきゃなぁという戒めも込めて。修正はしてませんよ、最近太っただけです(笑)
MMAブロガーも刷新されました。わたしは2012年のMMAブログ開始からの初期メンバーですが、これまで何度かメンバーの追加や終了などの入れ替えタイミングがありました。今回のリニューアルは今まででいちばんの大きなタイミングです。継続するかじっくり考えました。
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これまでも何度かこのブログに書いていますが、2012年はまだトレイルランニングをしていませんでした。トレイルランニングをしていない人にトレイルランニングのブランドがトレイルランニングのブログをオファーしてくれるって、なんて不思議なことでしょう(笑)2012年12月だったので、実質2013年からの5年とすこし。今年で6年目になります。
MMAブログを始めた頃はまだ会社員でした。
某ブランドのPRの仕事をしていて、2014年に独立しました。独立を機に自由な時間が増え、より一層山に行くようになり(最初は仕事がなくて暇だった)、ひょんなことから、当時同じMMAブロガーだったランブラーさんの紹介でWEB媒体の連載にお声掛けいただいたことをきっかけに、ライターの仕事を始めたのが2015年。その時に参考にしていただいたのがMMAブログでした。MMAブログのアーカイブを見て、おもしろいね、と言ってもらえました。まだ30代になったばかりだったので、女性の30代前半トレイルランナーは当時まだ珍しかったということもあるでしょう。
そして、「わたし、書く仕事します!」と宣言したのもMMAブログです。山やアウトドアアクティビティ、もっと言えば身体に関することが好きで、いわゆる“趣味が高じて”ってやつです。その直後に知人が「ライターの仕事するの?」とムックの仕事に声を掛けてくださって、取材協力でないライターとして初めて紙の仕事をしました。いまではアウトドアライターだなんて言ってますが(言うのはタダ)、まだライターのお仕事はぺーぺーです。アウトドア業界は登山歴の長い人、ライター歴の長いベテランの方が多い業界で、わたしなんてほんと今でもまるでヨチヨチ歩きの赤子です。
もとは“趣味が高じて”山関係のライターを始めたわけですが、だんだんと書くことそのものが楽しくなってきたのが最近。今までは自身の経験を語るレースレポートや山行ルポが多かったけれど、自分が登場しないルポも面白い。ハウツーも好き。インタビューも面白い。
なかでも、人の話を聞くのがとにかく面白い。これは山に関係なくたって面白い。人が好きだからかな。たまにアウトドアにまったく関係ない仕事をいただくことがありますが、それがまた難しくて、頭をかきむしりながら悩むけど、楽しいんです。34歳ですよ、この歳でこんなに仕事が楽しいものかと。ほかのジャンルの仕事もしたい。もっと勉強したいし、もっと経験を積みたい。器用さがなく自信がない性格なので、それを経験と勉強で埋めたいタイプ。
やっと独りでの仕事が慣れて気持ちの余裕がすこしばかり出てきた最近は、本をたくさん読むようになり、舞台や美術館に行く時間も増えました。どうやら周囲でわたしは年がら年中泥だらけになっているイメージがあるようですが、失礼ですよ!(笑) どっちかっていうと文系ですから~。あ~、でも、そういう文化的活動の共通の趣味を持つ友人がいないのが最近の悩み。気付けばすっかりアウトドア仲間だらけですから。
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―そういえば小さい頃は父親が学習塾を経営していて、大きな本棚の前で本を選び放題、いつも本を胸に抱えて「本の虫」と言われていました。朗読が好きで賞をもらったこともあったっけ。読書感想文はいつも熱すぎて先生にめんどくさがられて。高校の頃はこっそり詩集を書いたり小説を書いたりしていた記憶があるけど、あれは何だったんだっけ。学園祭の演劇では、台本の覚えが誰よりも得意で、クラスで地味キャラなくせに主役だったんだよなぁ(たぶんみんなやりたくないだけだった)。
大学では脚本やシナリオ台本を書く授業が楽しかった。卒業論文は結構恥ずかしい内容なので省略。放送・広告専攻だったけど広告代理店よりも出版社に入りたくて、いくつも大手を受けたけどほとんど落ちて、唯一前向きな返事をもらったところには 『うちは潰れるかもしれない。アルバイトとしてしか採用できない。これからは雑誌が衰退していくよ』 と言われて(その雑誌は半年後には休刊)。結局、普通の会社のPR職で会社員(社畜)7年。独立して4年。
朝起きて、メールをチェックして、家を出て、あの頃の憧れの、“東京”の出版社のエントランスをくぐるわたし。家に帰ってポストを開けると茶色い封筒。ペーパーナイフで封を開けると大好きな雑誌が入っていて、まずは開いて新しい紙のにおいをクンクン嗅いで、それからページをめくるとわたしの文章が載っている。
なんだろう。なんだろうかこれ。すごく嬉しい。いまでも結構な頻度で思うのです。それは30を越えてからこの仕事をはじめたという、回り道しまくった背景があるのかもしれない。そうそう、そう言えばずっと書くことが好きだった。紙や文字が好きだった。なんだかずいぶんまわりまわったけれど、なにがどうなってそうなったのか、今、書く仕事をしているのです。人生を折れ線グラフで表したら凸凹どころかくるっと一周回ったりしちゃうんじゃないかという曲線を描いて、なんか昔から好きだったことができているっぽいぞ、ということに最近はたと立ち止まって気付いたんです。ここ数年突っ走りすぎていて、よくわかっていなかったようです(笑)。
満足いくものにはまだまだほど遠いし、先輩方の文章を読んでは、その格の違いと自分の下手さと引き出しの少なさにがっくり肩を落とすことも多々。もっと勉強と経験を積まなきゃならない。だからもっと書く仕事をしたい。成長しないと、面白さがないと、仕事はもらえない。そんなわたしはまだまだ下積みだ、と思って今年に入ってPRの大きな仕事を一旦全部終わりにして、もっとライターの仕事をしようとしている。そんな大人、34歳。
なりたかった大人になれているか
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誰がこんな話を読んで面白いんだか自分でもよくわからないけど、そんな自由気ままなことを書いてもオーケー!なMMAブログ。渋井さんの寛容さに甘えて、継続させていただくことにしました。
文章を書くこと、言葉で表現することが好きで、そういう仕事をいつかやりたいと思っていたわたし。なりたかったわたしに一歩導いてくれた場所でもあるこのブログを大切にしたいな、って。ブログからやりたいことを叶えるってなんだかイマドキですね。そんな若くないんだけど。そんなわけで、気付けばいちばん古株になっちゃいました。わたしの謎の成長(?)曲線がここにアーカイブされています。されていきます。出さなきゃいけない原稿が溜まっていると怒られちゃいそうで怖くて更新できないんですが(笑)、実はMMAブログがいちばん筆が進みます。自由だからかな。自由ほど難しいものはないんだけどな。なんだろな。
あ、いつもだらだら語りがちなので、もっと軽いことも書きますね(笑)
これからもよろしくおねがいします。
気付かないうちに、なりたかった大人に近づいているのかもなぁ。あ、やべ、結婚してないや。
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【最近の記事】
アウトドアカルチャーのサイト『Akimama』で昨年走ったTor des Geants(トルデジアン)の記事を書かせていただきました。トレイルランナーでない方にも読んでほしくて、レポートというよりは物語的な展開で書きました。写真ももりだくさんです。全六話。
【トルデジアン走ってきた #1】女、33歳。未経験からエベレスト3回分の標高と330kmを走ることになるまでの3000日
https://www.a-kimama.com/outdoor/2017/12/76490/
【トルデジアン走ってきた #2】330kmに渡る巨人達の旅。出発までの道のりもひと筋縄ではいかない
https://www.a-kimama.com/outdoor/2017/12/76605/
【トルデジアン走ってきた #3】ついにスタート。330kmの冒険のはじまりに浮足立つ
https://www.a-kimama.com/outdoor/2018/01/76792/
【トルデジアン走ってきた #4】ゾンビと化した第2ステージ、復活の第3ステージ
https://www.a-kimama.com/outdoor/2018/02/77322/
【トルデジアン走ってきた #5】ワ~ォ(*/▽\*)衝撃のシャワー事情、無双モードからの睡眠不足、迫る関門…レース中盤もドラマチックだ
https://www.a-kimama.com/outdoor/2018/03/78164/
【トルデジアン走ってきた #6】走り始めて3000日超にして挑んだ 330kmに及ぶ巨人達の旅もついに完結!
https://www.a-kimama.com/outdoor/2018/03/78618/