みなさん、こんにちわ。
11月2日かマラニックイベントのTOMOSU RUNに参加してきました。
マラニックとはマラソンとピクニックの合わせ語で東日本大震災で地震と津波で被災した復興地域を走るイベントです。主催者、イベント参加者そして地元の方全員で参加して盛り上げるイベントというコンセプトです。
コースは陸前高田→大船渡→釜石の①55kmと②33km(南リアス線三陸鉄道に乗れる)の2種類です。私と一緒にいった友人は33kmのコースを走りました。実はそれぞれ+3kmで58kmと36kmだったようです。(笑)
11/2:一ノ関駅に到着後、バスにて移動し、陸前高田市で燈されている「1.17希望の灯り」の火を分けてもらいにいきます。
↑ ゲストランナーの宮地藤雄さんが灯りの火をもらいます。
その後、陸前高田市の米崎小学校の体育館に行き、競技説明をきき、ゼッケンや旗をもらいます。催しの漫才をきき、最後に前夜祭がありました。。その後宿に移動します。
11/3、朝4:00バスにてスタート地点の米崎小学校に移動。
6:00スタート。55km走る3チーム、そして私が参加の33kmチーム(三陸鉄道チーム)の4チームで順にスタートしていきます。
↑ 夜明けとともにスタート
↑ 4.8km地点のエイド小友小学校へ。朝日がまぶしい。
その後碁石海外を過ぎ、下船渡駅あたりを通過し13km地点のエイドおさかなセンターに。また国道を通り大船渡に。
↑ 鉄道のかわりにJRバスがとおります
15km地点のエイドの大船渡夢商店街に到着。ここでサンマ、トン汁、おにぎり、バナナなどのお食事をいただきながら、被災された方々の話をききました。私のチームは大船渡の消防団で活動されている青年で波に流されて助かった方の話をききました。地震がきたら「高台に避難してほしい」というのを痛切に感じたと言っていました。
別のチームはマラソンをされている男性で、津波に自分の家が流され、流されている途中で自分の家の屋根から丈夫そうな家の屋根に飛び乗って、命が助かった男性の話だったそうです。つらい思いをされているのに丁寧にお話ししてくださって、ありがたいなと思いました。
商店街のみなさんが笑顔で迎えて見送ってくださったのがとても印象的でした。私も元気をもらいました。
大船渡夢商店街を過ぎて、行きのバスで津波の映像を見たのですが,その撮影ポイントに到着しました。目の前に見えるのはさら地とさいとう製菓さんの看板などのある建物だけ。
すべて流され、すべて瓦礫となった家々は撤去されていました。
その後,さいとう製菓さんに到着。”かもめのたまご”のミニをいただきました。
しばらく走り、三陸鉄道の盛駅に到着。三陸鉄道南リアス線は現在は盛駅から吉浜まで走っています。来年にはもう少し長く鉄道がとおる予定だそうです。
↑ 運賃表の半分はまだ再開通していないから
“恋し浜”駅停車。ホタテの貝に願いを書いてつるしてある場所があります。思い思いの願いが書いてあり、希望がつまった部屋でした。
三陸下車:大津波資料館というちいさな施設があって、津波が押し寄せた時とその後の写真が展示されていました。駅に降りたら海が見えて、気分が悪くなり駅構内に戻られる方もいました。
その後、駅に戻り吉浜に。吉浜駅下車し、みんなで記念撮影をして、ここから走ります。
国道45号をずっと走り、トンネルなどを越えながら唐丹に。途中で仮設住宅の前をとおりましたが、住民の方がたくさんいらっしゃるようでした。これからぐっと寒くなるけど暖かくすごせたらいいな、と思いました。
唐丹(とうに)駅前のエイドにて補給。その後釜石市に入ります。
↑ 唐丹で。黄色いのは”がんづき”。蒸しパンやゆべし、おせんべい、南部センベイなどなど。
唐丹駅は来年開通し、鉄道が走るそうです。
トンネルを過ぎたら釜石市に入りましたが、小雨が降り始めました。途中で野球少年がエイドまでランニングに合流。みんな元気元気。ゴールから4km地点のスーパーにあるエイドにて補給。
釜石港にあるホテルわき地点がゴールなのでそちらまでラン。最後の数kmぐらいは真面目に走ろうか・・・ときよみんと話をして即登り坂をダッシュ。下りもダッシュ。
↑ はじめて36kmという距離を走る友人のカメちゃんと雅子ちゃん。みんなこんないい笑顔。スタッフも本当にいい笑顔をくれました。
お風呂にはいってホテルにて後夜祭。
みんなとっても大盛り上がりでした。ランニング終了の充実感もありますが、仲間として結束力が高まっている様子です。
そしてくじ引き。当選者は前に出て行き景品をもらいながら一言。みんないろんな思いがあるようです。本当にいろんな思いで今回のイベントに参加されているようです。
出身が岩手の方も、地元の方もいました。少しずつ環境や想いが違っていても気持ちは一緒のようでした。
私は、と言えば、津波が襲ってさら地になった土地を見るのはこれが初めてではないのですが、いつも思うのは”こんなことになるなんて・・・”と。
ですが、いつも接する被災者の方たちはつらい思いをしているのに、その気持ちを抱えながら気丈に私たちに丁寧にお話をしてくださいます。そしてとても笑顔が優しいし、なんでだかわからないのですが元気をもらっちゃうのです。
私ができることは?それは聞いたお話を伝えること、そして震災について話し合うことです。そして忘れないことなんですよね。 普段はランニングばかりで忘れがちですが、TOMOSU RUNに参加して、東日本を思い直すいい機会になりました。
スタッフのみなさんには、ずっと元気をもらいました。みんなとってもいい笑顔で応援してくださいました。こんなにランニングのサポートされるのが嬉しくて、まいりました。(笑)
参加者の皆さんもすがすがしくとてもいい笑顔でした。
なんだか走ることで復興の様子を見つめられる、元気をもらえる。そして復興を願う。
また、参加したいイベントでした。
2 コメント
こんにちは。
TOMOSU RUNスタッフのみぃーです。
いつも大会のエイドの取りまとめをやっています。
私たちスタッフはいつも参加されてる方達がTOMOSUに参加されてどんな風に思っていらしゃるのか参加者の方の目線がよく分からないので読ませていただいてとても嬉しかったです。
がんづき 美味しかったですか。
前日の陸前高田産業文化祭りで仕入れてきました。
私も食べたかったなぁー。(笑)
毎年ここで知り合った参加者の方達の輪が大きくなっていくのを見ているのが楽しいです。
またぜひ来てくださいね。
一緒に後夜祭で乾杯をしましょう。
お待ちしています。
TOMOSU RUN スタッフ みぃー
みぃーさん、コメントありがとうございます。後夜祭ではみなさんめちゃ飲んでて驚きましたが、みんな元気でいいことです!
移動しながらのエイドやいろいろな手配は大変ですよね、ありがとうございます。
お世話になりました。
また参加させてくださいね!