前半終了。
…っていったって、まだ80kはあるし、一昨年のAコースだしー、まあ長いわけです。
雲取山荘では再会がありました。スリーピークスで前日ボランティアをして、当日選手として走る女性が雲取山荘でボランティアスタッフをしていました。”あー(≧∇≦)”なんて話して、激励してもらいました。
カップラーメン食べて三ツ矢サイダー飲んで(コーラは売り切れ。予想通りー)靴脱いで足裏マッサージして”痛いよう”とぴーぴー言いました。新しいラスポルティバのアカシャちゃん、どうやら前の相棒のウルトララプターちゃんより柔らかいかも。痛いんだわ(松沼さんも同意見)。それにしても雲取山までの山は厳しいんです。
休憩をそこそこに、雲取山山頂にいき、そこから一昨年のコースに向かいます。
笹の葉の崖から落ちそうになったなあー
そう思い出しましたが、今年はラッキーなことに雨は降らずいいコンディションです。がんばって進もうっ将監小屋まで。
引き続きたけぽんがリードしてくれます。
三ツ山、飛龍山…あれ三ツ山ってこんな険しかったっけ?一歩足を踏み外したら崖から落ちちゃうよねー、な道ばかりでした。人の記憶はあてにならないなあ。
いやいや、飛龍山にはいったらまた橋が多いし、崖もあるし、油断ならない道が続きます。夜になり、霧もでてかなり見えにくくなり、1人遅れて2人の後を追いかけます。
あ。ペロリと書いてますが、本当に濃いのですよ、この山は。
将監小屋がなかなか現れず、まだかなーと進むと看板が見えてきました。斜度のある滑りやすい斜面をおりたらつきました。
すでに21時近くになりました。
途中でけっこう眠かったので私だけご飯を食べずにツェルトをひいてシュラフをだしてごろ寝しました。雨がふってないのが幸いです。
テント場にはりたかったですが、場所が見つからず、他の選手の邪魔にもなるので、小屋の方の迷惑にならないように床で寝ました。
23時出発、仮眠しか取れていないので途中なんども仮眠をとりました。それでも関門の雁坂峠にできるだけ早くつくことが目的でした。細いトレイルを進み、途中からKさんと合流し、おしゃべりしながら、ほかの選手達とも励ましながらすすみます。
雁峠着。ここからまた登ります。途中で、雲取山までいきます、とソロで逆走してきたトレイルランナーに会いました。
”いやー、僕は分水嶺なんてまだまだですーっ”そうおっしゃるが、1人でこのトレイルを逆走はなかなかのもんですが、ね。
途中口笛でジブリの曲を歌ったり笑ったりしながら進みます。空が燃えるように赤くなるのが見え、鳥達が起き始めています。鳥より早くおきてる、と少しは嬉しくなりました。
ふとひらけたら、左に雲海がみえました。先がキラッと光り、雁坂峠の関門が見えました。わーい。
ついたらスタッフさん達が写真を撮影してくださいます。ふとベンチを見たらKさん、なんと町田さんが、寝てました。はあー、速いとねれるわねー(>人<;)
甲武信ヶ岳でご飯を食べたいから先に進みます。雁坂峠越えで”つまみにホッケチーム”にぬかされます。5:30ほど寝ていたらしいです。はー(>人<;)いいなあ。
またまた途中で早川さんに会い、少し話してから進みます。
破風山のゴツゴツの下りは苦手。しかし前は夜だったのでまだましです。途中Kさんに下り方の悪さに笑われ抜かれました。下りて、甲武信ヶ岳を目指します。
甲武信ヶ岳到着。
カップラーメンを朝食に。でも塩っけが美味しくてたまらん。
すでにホッケチーム、Kさん、あんさん、他数名がいて、途中くまさん、早川さん達がきました。
その後甲武信ヶ岳山頂到着。本部に連絡をして出発します。
この先は大弛小屋までかなり長かった記憶があります。とにかく大弛のカレーをありつきたいっ
その気持ちを胸に進みます。
気温も高めですが、なんとか大丈夫。それより、国師ケ岳の存在を忘れてました。
たけぽんが”キツイですよ、偽ピークもたくさんありますよ”と言ってましたが、自分は全く覚えてない…。それまではもののけの森みたいなのに。
”国師のタル”からやってきました。
なんとなく先が見えない登り。
途中フラットなところで緑色のタヌキが飛び出してきて、驚きました。
いい刺激になりました。まだまだ、まだまだ登ります。登ってて思い出しました。ピーク超えて山頂についたと思ったら大きな山がこちらの様子を伺ってるのを…。この景色前にも見た。そしてこの景色みてトルデジアンを想ったことを。休みながらゆっくり国師ケ岳を目指し、ついに到着。
ついて口からでた言葉が”なんで忘れてたかな、国師!なんじゃこれ””山梨県の100名山じゃなくて、日本の百名山になるべきでしょ!””トレイルランナーならここにトレーニングに来いだよね!チー100できなよー!”
興奮して喋ってるから松沼さんもたけぽんも笑ってます。
しばらく休み、補給をして先を進みます。
長い長い木段をおりて、大弛の山荘に到着。カレーあるって、ヤッタァーー!!♪(´ε` )何よりもそれが嬉しくてたまりません。だってふつーのものが食べれるんですもん。具沢山のカレーをペロリと平らげたら、水の補給をしてすすむことにしました。国師ケ岳に比べたら金峰山なんておちゃのこさいさい♪な気分です。
途中2人に先に行ってもらいお花摘みをしたら、あまりにも速く焦りました。2人は余力たっぷり。さすがです。
金峰山から大日岩を進み、見事にきりたった崖を見ながら下に進みます。そこからからの下りから足がガクガクしてしまいました。寝ていないし疲れたが足にモロにきたようです。今までこんな風になったことはありません。自分の体、面白い。ガレ場もつるつるの岩場も鎖場もそのせいか怖く、途中合流したようこさんが朗らかにひっぱってくれたので富士見平小屋まで気持ちが保てました。
富士見平小屋到着21時ちょい過ぎ。
山小屋は就寝時間だし、20時ちょい前に着いたら食べれたであろう鹿ドッグのことを想いながらアルファ米を食べました。後半の信州峠からの時間がまあまあかかると想定し、2時に出発することに決めました。まだ足がガクガクしていましたが、睡眠で回復を願います。