8/14-8/16 とTJAR応援を兼ねて南アルプス縦走へ。
メンバーは、総裁・眞田さん・尾崎さん・網ちゃん・西君・ナミネムの6名。
毎年、お盆はアルプスを縦走するようになって今年で3回目。
ちなみに、前回、前々回は北アルプス(黒部ダム~上高地まで)。
※今回の事前の行程および装備は、このブログを参照のこと。
今年の反省点&改善点なども更新しています。
天気は3日通して、あいにくの雨&風。
8/14は5:30に畑薙 沼平車道ゲートを出発。
JSTの細木さんご一行にちょうどお会いする。
茶臼岳までは正直眠くて仕方なかったが、通過するくらいには回復。
茶臼を超えてすぐに、TJARを応援にきたみかんさんに遭遇!
1日目は予定通り聖平でテン泊。
タイムを見るとCT60~70%(目標はCT50%)で進んでいたようだ。
ここでは、すぽるちばのモッチー監督こと、望月選手にお会いすることが出来た!
相当お疲れだったに違いないのに、
「ナミネム(に借りた)ストックシェルターでビバークしたよー」
と言っていただき、ただ、ただ感動。
出発前に小屋のご主人に頼んで、写真を撮っていただいた。
「モッチー監督ファイト!」
「あいよー!」
といって、さっそうと走って行かれる姿を見て少し涙が出た。
今回テントはビックアグネスのフライクリークプラティナムを使ってみた。
実はここ2年ほどテント設営中は天気に恵まれていたため、土砂降りの雨の中の設営というのは初。ザックは小屋に置いたまま、テントだけをもって傘を使いながら設営するという技も教えてもらい実践。とても貴重な経験となった。
肝心の使い心地は、心配してた寒さは全く感じず、ストックシェルターに比べ格段の広さと通気性に感動。
上記のように、年々ハードコアさが失われていくのはなんでなんだろうw
山が分かってきたんだなw
2日目は、2:45くらいに行動開始。
この日は三伏峠まで行く予定だったが、聖岳付近で猛烈な風雨になり
疲労を感じながら百間洞山の家に到着。
ここでは、なんと石田さんに会えた!
中央の下りで、幻覚見ながら走ってたらしい。なんか、寝ながら走れるアトラクションで、足を突っ込んで寝ると勝手に進んでくれるやつらしく?
そのアトラクションは僕がすごい上手かったらしいwww
予定より2~3時間遅れ(CT70%ほどか)で、赤石岳避難小屋に到着。
ここで皆と相談。
ペースも大きく遅れているし、このままでは三伏峠には厳しい。
避難小屋の方に効いたら、明日はもっと天気が荒れるという。
さて、どうするか?
クッチーとオハさんにどうしてもお会いしたい僕と西君は、
TJARのメディカルチェックをやっている荒川小屋で小屋泊。
他の方は、赤石岳東尾根経由で下山して、椹島ロッジへ向かうことに。
赤石岳から荒川小屋に向かうところで、なんとクッチーに遭遇!
本当に嬉しかったし、びっくりした!
実は事前にGPSでトレースしていた結果、おそらくこの周辺で会うと思っていたのだ。
ということは、ずっとペースをキープされているということ。
なんという精神力とタフさ!
荒川小屋では、タテーノさんがスタッフをされていて、
オハさんの情報を入手。あと数時間で小屋に到着されるという。
小屋で西君とビールを飲んで、オハさんを待つ。
そして17時ごろ、ついにオハさん到着。
無事オハさんの出発を見送り、
次の日の3:40には荒川小屋を出発。
これだけ早いとだれもトレイル上にはおらず、西君とがんばって進む。
結局荒川小屋~椹島ロッジまで3:20ほど。
バスの時間などもあり、CT40%ほどでかなり急いでの下山となりました。
今回、主目的としていたTJARの応援で、
会いたい人すべてにお会いすることが出来て本当に良かったし、
自分に挑戦している選手たちを見て、本当に感動した。
また、縦走という観点でいうと、初めての3日連続の悪天候。
その中で以下のことを確認&再確認した。
①重い荷物や天候などの影響で走力があるメンバーとはいえ、
集団で動くと予定通りにはいかないということ。
②予定通りいかない場合どうするか?次のアクションの判断を早い段階でしなければならないこと。
③100mileレースなどと同じだが、「めんどくさい」と感じるようなパッキングをするべきではないということ。※「めんどくさい」という思いは、補給や着替えなどの判断を鈍らせるため。
④UL装備は、晴れていればよいかもしれないが、悪天候などでは軽装ゆえに非常にリスクを伴うので、人のまねをして装備をそろえるだけではなく、実際に自分で使ってみてどうなるか、あらかじめ体験しておくことが重要と再確認。
今回は3日目に天気がさらに荒れることを考えて、上記のように無理に進まず、
撤退するという判断ができて、またできるメンバーで本当に良かったと思う。
望月さんもTJARゴール後のインタビューでおっしゃっていたが、
「無謀」と「挑戦」は違う。
山では常に謙虚でいたいし、上記のことを常に意識したいと思う。
「せっかくだから」
みたいに欲をかいた思考は一番危険だと改めて思った。
今後も徹底していきたいと思う。
最後になりますが、
TJARをゴールされた選手、志半ばでリタイアされた選手、
まだゴールに向けて走っている選手、
そしてスタッフ、関係各位すべての皆様に拍手を!!
お疲れ様でした!
3 コメント
お帰りなさい!!わたくしも、いつぞや!!走りたい♪と思っています。46才~!!のりさんと同い年♪の走歴♪二年のおじさんでした~( ̄∇ ̄*)ゞお疲れ様でしたねぇ。good\(^o^)/job(* ̄∇ ̄)ノ
八島様
コメントありがとうございます。
アルプスは厳しい面も多々ありますが、それ以上に素晴らしい部分がたくさんあります!
是非トライしてみてください!
[…] ちなみに過去の縦走日記はこちら。 2013 北アルプス 装備編 2014 南アルプス 日記編/装備編 […]