こんにちは。
ナミネムです。
今週もHurt100日記をお届けします。
まずは、今週の実績から。
うーん。
予定140km 累積 7000mのところ、距離も累積もかなりの乖離。。
残念ながら、今日12/16(日)は名古屋に休日出張となってしまい、BtoBできなかったのは痛かった…
ただ、Fitnessは先週より2上昇していますし、疲労も溜まっているので、怪我のリスクを考えるとこれで良いかもしれません。いつもの通り、過ぎたことは気にしませんw
それよりも先週、今週と行ってきた高尾のとあるコースの写真。
まさに、Hurtのような写真ですね。
ここにくるとテンションがあがりますw
ところで、今回は、最近良いオモチャを手に入れたのでそのインプレを。
世界初となる手首で「ランニングパワー」を計測・分析できるGPSウォッチ「Polar Vantage V」です。買っちゃいました。
「Polar Vantage V」の特徴は大きく分けて3つ。
1. 2色のLEDを使った高精度な光学式心拍計搭載。
2. 専用のデバイスなしに「ランニングパワー」を計測できる機能の搭載。
3. 長時間レースにも使える最大40時間連続稼働のバッテリー。
3.については、100mileでも十分使える時間なのでとてもgoodですが、僕は1と2の機能が気に入ってます。
1.については、光学式心拍計で上手く心拍が取れないと言っている人がいますが、Vantage Vはモーションノイズには弱いが深い血管まで届く波長と、モーションノイズに強いが浅い血管にしか届かない波長のLEDを計9個つけて、さらに接触センサでより正確に接触しているデータを採用するとのこと。実際使ってみたところ、手首にしっかり巻けばかなり、感覚と数値があっているので、かなり正確に感じます。ただ、あくまで僕の所感です。
次に、2.について。
もともと、トレーニングピークスでパフォーマンスを管理する点でパワーは測りたかったので、この機能が買った直接的な動機です。
というのも、心拍数は内的(水分摂取、食事など)、外的(気温、湿度)なコンディションに左右されてしまうので、心拍数という単純な1次元の要素では、トレーニング負荷を正確に把握できません。
そこで、昨今はランニング中のパワーが注目されています(サイクリストでは当たり前なのですが)。
ランニングのパワーは
パワー=質量 × 加速度 × 速度
て表され、ランニング中のどれくらいの力を使っているのかを数値化できます。車と同じく、燃費の良い走行をするには、一定のパワーを維持して走ることが必要になります。
上は実際にVantage Vで測ったデータです。
ピンクがパワーで赤が心拍数です。
400mダッシュの心拍とパワーのデータですが、ここで注目すべきは、心拍数とパワーの反応には大きな違いがあるということです。
パワーはダッシュと共に立ち上がりますが、心拍は徐々に立ち上がります。ダッシュからジョギングに切り替わると、パワーは一気に下がります。ですが、心拍は徐々に下がっています。
つまり、パワーはランニングの変化に応じて、リアルタイムに変化するのに対して、心拍数はゆっくりとした反応を示すということです。
心拍数をインターバルの基準にすると、レスト中でもタイムラグで上がったりするので、基準心拍を180bpmに設定してインターバルすると、一本目などでは実はあげきれなくて、ジョグの時に180bpmになってるかしれません。
そうすると自分がどれくらいのペースで走っていいのかが正確に分からなくなります。
ですが、パワーはその時の運動強度がリアルタイムに表示されるので、そういったことがおきません。
また、心拍数は主に深部体温の上昇や疲労、体内の水分量が減少することで起こると考えられている心拍ドリフト現象などで、徐々に高くでてしまったりするので、パワーはそういう観点でも指標としても優れていると思います。
例えば、一定期間のトレーニングを経て、同じペースでも少ないパワーで走ることができたのであれば、より「エコ」なランニングができているという判断が正確にできます。
あと、パワー計測で大事なのは、その機器でパワーを計測して、スレッシュホールドを決めるということのようです。
巷には、足につけるパワー計測機器もありますし、それぞれ算出アルゴリズムが異なるので、その計測したい機器でやらないと正しく評価できないようです。実際に、Vantage Vで
FTP(Functional Threshold Power:1時間に出し続けられるパワー)を算出して、これまで走った感じだど、ロードは大体体感通りな感じでした。ただ、トレランはまだ体感よりは低めにパワーが出ている場面もあると思います。主に下りで脚筋力疲労した状態で、登りなどをしているとパワー値よりも体感としては高強度な事をしている感じがします。その部分など、どう解釈すれば良いのだろう?と思います。その点は、今後要検証かなと思っています。
それではまた来週!