こんにちは、藤岡です。頼まれてもいないのに勝手に告知です。
来る5月29日(金)19時30分から、パタゴニアの横浜・関内ストアにて、「Lifelong Trail ~トレイルランニングと旅と日常~」というタイトルでパタゴニア・トレイルランニング・チームの西城克俊さんが写真や映像を交えてお話をします。詳細はこちら。
西城克俊さんは3月21日にワシントン州ベリンガム(Bellingham)で行われたチャカナット50キロ(Chuckanut 50k)と3月28日にオレゴン州で行われたゴージ・ウォーターフォールズ100キロ(Gorge Waterfalls 100k)に参加されました。私もチャカナット50キロはランナーとして走り、またゴージ・ウォーターフォールズ100キロは西城さんのサポートに行ってきました。当日はこの時のお話が聞けると思いますので、都合のつく方はぜひ参加してみてください。
告知ついでに、ちょっとゴージ・ウォーターフォールズ100キロについてお話をしましょう。
このレースが開催されたのはオレゴンとワシントンの州境に流れるコロンビア川渓谷。オレゴン州ポートランドからほど近い場所で、アメリカの国定景観区に指定されています。氷河期の氷河の移動で出来あがった渓谷のあちこちからたくさんの滝が流れ、景勝地としてたくさんの観光客やハイカーが訪れる場所です。
ゴージ・ウォーターフォールズは100キロのレースと50キロのレースがあり、100キロのレースは50キロのゴール地点からスタート地点へと向かったあと、折り返して帰ってきます。以下の映像は私が去年50キロを走った時のもの。こんな風に大きな滝の直ぐそばを走ったり、滝の裏を通り抜けたりと、すごい景色の中を走ります。
レースのホームページにあるコースプロフィールを見てみると、累積標高は12000フィート(3658メートル)と一見そこまで難しくはないように見えますが、実はかなりテクニカルな難コースです。私が昨年走ったときは、石が突き出るトレイルに風景を楽しむ余裕がなくなるくらい手こずりました。
今年の100キロはモントレイル・ウルトラカップ(Montrail Ultra Cup)の一戦として行われたこともあり、男女各2名づつに与えられるウェスタンステイツ(Westen States Endurance Run)のチケットを狙う有力選手が多数参加してハイレベルなレースになりました。こちらが主催者によるレース前のプレビュー記事です。西城さんの名前もありますね。
レースは途中だれかの悪質ないたずらでコースを示すマークが変えられ、先頭集団が全員まとめてミスコースするというアクシデントもありました。先頭集団のレース状況は以下の映像(英語)を御覧ください。
ちなみに男子はわがワシントン州のジャスティン・フック(Justin Houck)が優勝。昨年から本格的にトレイルランニングを始めた彼は、今年からサロモンチームに所属しています。私は昨年ジャスティンと三回同じレースを走りましたが、そのうち二度は彼がダントツの速さで優勝しました。上り下りが速く、今年のウェスタン・ステイツでも要注目ですよ。
私と妻はレース中、各エイドステーションに先回りして西城さんの補給等のお手伝い。最後の数キロはペーサーとして一緒に走りました。
レースやこちらの雰囲気についてより詳しい話をお聞きになりたい方、ぜひ横浜・関内に足を運んで直接西城さんに話を伺ってみてください。
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[…] あり、140人のハイカーが一時トレイルに取り残されるというニュースがありました。ブログで度々紹介しているGorge Waterfallsというレースはまさにこのトレイルで開催されています。 […]