長嶋茂雄曰く
「努力してます」と練習を売り物にする選手は、一流とはいえない
こんにちは。二流の男SHINです。僕の「頑張った通信」を楽しみにしていてくれた皆さんに最新号をお届けするね。
本日も隠れて努力すべく東京タワーにお忍びで行ってきました。
photo by URUCY
しかし、やはり一流どころが集まる場所は決まっているようで「すぽるちば」の面々他強豪トレイルランナーが偶然鉢合わせです。
ただ、UTMFを前にピリピリムード。お互い視線は合わせません。
photo by KAZEさん
東京タワーの階段530段程を使って上りのトレーニング。鎌倉の激坂までなかなか行けないのですが、負けず劣らずの大変さ。
8時30分頃スタート。階段が開放されるのは10時までの90分。スタート時に10本という目標を立てて、八分目で終了するのが僕のスタイル。
このために雇ったパーソナルトレーナーに並走してもらいスタート!
軽快にスタートするもやはり急な階段。覚悟せねば。
「もう後戻りはできないぞ!」
トレーナーの声が響く。そう、のぼったらおりる。トレイルランニングの基本にして、要点。前傾姿勢をキープだ。
すぐに一流ランナーが追いついてくる。全然速い。流石だ。
「病は気から」とは良く行ったものだ。なんだかお腹が痛くなる。1本終了後にはトイレへ。軽量化完了。
2本目〜3本目が一番辛いのはトレイルランニングの基本にして、応用。足がガクガクしてくる。トレーナーからは
「もう息切れか?本当にのぼりきれるのかよ?」
との声。負けてたまるか!
それにしても体が重い。痩せたい。ただ、呼吸を整えればこの先は少し楽になってくる。
すぐ前をランブラー師が進んでいるのはわかるのだが、追いつかない。さすがUTMF&UTMBを見据えた意識の高さ。レースでいう中だるみという感じでペースが上がらずに淡々と進む。
「ここでやっと半分だ!最後までいけるのかぁ?」
そんな声でハッと目が覚める。そうだ。俺には夢があるんだ!
ここで鎌倉のイケメンランナーJiro師とpsiちゃんが参戦してくる。二人とも軽快な走り。とくにJiro師は下りが小学生ダッシュ並みに速い!とんでもなく速い!追い越されたときには疾風が巻き起こり、危なくタワーから落ちそうになるが、持ち前のバランス感覚でぐっとこらえる。
ここで降りてきた時にスタート地点にいたクニヒロ師とアヤッチ師、モモセ師としばしこのトレーニングの効能について談義。階段を昇るのと同じ位の収穫を得たためトレーニング打ち切りを決断する。
しかし、一流ランナーのクニヒロ師とアヤッチ師がそんな私の気持ちを見透かしたかのようにスパートをかけて昇っていく。「ラスト1本!」
photo by tackさん
そう。ラスト1本集中だ。出来る限りのダッシュをする。やはり辛い。しかし、前方に見えるアヤッチ師も辛そう。最後頑張れないでどうする!
ホワイトアウト気味なところにトレーナーが声をかけてきた。
「やっとここまで来たか。せっかくだから東京に向かって何かさけんだらどうだ?」
アホか!だまってろ!どれくらいのタイムで1往復出来るのかを確認したい。それだけを考えているんだ!
・・・ゴールが見えた!・・・あれ?クニヒロ師とアヤッチ師がすぐにのぼり返してくる?なんと、「ラスト1本!」というかけ声で相手のパワー配分プランを完全にぶちこわすという高等テクニックか。なんと言っても心がボッキリだ。勉強になりました。
トレーナーからも
「なかなかやるな。おつかれさん。明日はヒザが笑ってるぞ」
と声をかけて頂き終了。
では。明日から本気出します。
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[…] トレイルランナーにじわじわ浸透して来ているようで某強豪チームもガチで取り組んでいるようで人気のイベントになっているようです。 […]