東京マラソンが出来るまではアジア最大だったはずのソウルマラソンに行ってきました。
第1回は1931年というからすごいもんだ。国際陸連のゴールドラベルってことです。
日本事務局というのがあって、日本語HPでエントリー可能。受付も日本人専用。Aブロックスタート。という日本人には至れり尽くせりの3月の第3日曜日。
しかし!日本事務局はエントリーが12000円くらい、現地人用HPからだと5000円くらいということでもちろん5000円でエントリーした。
韓国人とも日本事務局とも違う、現地人用HPから申し込んだ外国人受付は、主催している東亜日報という新聞社の3階の廊下でした。
そこでやっているという情報もメールではいただけずに問い合わせてお返事頂きました。いきなりハードル高いぜ。
あまりのこじんまり感に後ろに並んでいたベルギー人コンビもびっくりしてた。
参加賞はでかいアシックスマーク入りのパイロット風ロンTでした。
夕飯は東京から遅くに到着したシカゴマラソンでもご一緒したご近所様とパスタ。相方の体調が優れず、明日は気楽なペースで走るということでまぁのんびりいくぜよ。というわけで当日。
到着するとすでに舞台の上のお姉さんと一緒にランナーがエアロビやっていた。
荷物を預けようとしたら、まだスタート前なのに閉め切ってトラックが続々と出発している。しかも、ランナーが荷物もって追っかけてる。トラックを取り囲んだランナーがバシバシ車体とたたいているが無視して行ってしまった。
「取り残された人たちはここに荷物おいていけ!」と叫ぶ係員の方。ゴールでは取り残された人たちの荷物がひとまとめにおいてありました。
というわけでスタート。エイエイオー的なかけ声の一体感はすごい。コースはスタート直後からかなり広いので渋滞なし。下り基調で走りやすい。
が、相方が3kmで「やばい」と言い出した。元々体調不良だったので仕方なし。9kmまで進んでトイレを探す。地下鉄の入り口があったので、地下鉄構内のトイレへ。
構内を歩きまくってトイレ発見。
トイレ後。「もしかしたら進めるかも」と言い出したので、地上へ。
・・・・
マラソンをやっている気配なし。地下の構内を動きすぎてかなり遠くに来てしまったようだ。
通りがかりのおばちゃんに聞いてみるが「マラソン?さぁ?」
ピンチ佐藤。
耳を澄ますが何も聞こえない。
結構歩き回ったら、すっごい遠くにランナーの列発見。5時間制限のレースですが、4時間40分のペーサーの後ろから合流した。
川のほとりのコースは狭くて石畳で大変。体調不良とはいえ、4時間40分のペースよりはかなり速いので蛇行して抜いて行く。
が、1km進んで再びトイレへ。全員に抜き返される。
再び4時間40分のペーサーの後ろで合流。再度抜いて行く。
が16km地点で再びトイレへ。全員に抜き返される。
再び4時間40分のペーサーの後ろで合流。再度抜いて行く。
相方はすこし体調が落ち着いてきたようでよかった。
とっても暑くなった。水をかぶったりした。
ロッテのチョコパイエイドではとまってもぐもぐしっかり食べた。
こちらのペーサーはかなりすごい。数人のペーサーに100人以上がしっかりついているのだけれど、気合いの声かけとそれに答える凄まじい人数のランナー。
「元気ですか!」「ウォー!」
「肩まわして!」「ウォー!」
「いちにー!」「さんしー!」※翻訳はすべて想像
といった感じで軍隊みたい。サザエさんのエンディングのようにランナーの方を向いて笛を吹きながら先導しているペーサーもいる。本当にすごい迫力で、最初はサッカーのスタジアムとかが近くにあるのかと思ったくらい。
37km地点の大きな橋、それを越えると地下鉄工事中ということで鉄板の上を走る。それを越えると巨大なオリンピックスタジアムに入って行ってゴール。
今年はとても暑かったけど、コースはかなり走りやすい。ネットタイムが公式記録として認められるということもありかなりおすすめです。 では。来年は本気出すセヨ!