香港国際空港のあるランタウ島で開催のLANTAU VERTICALに参戦してきますた。
去年が初めての大会ですが、男子女子とも香港周辺の有名選手が参加していてなかなかのレベル。
連休だし、すぐ終わるしということで前日深夜に香港到着、当日は4時起きで弾丸参戦です。
空港から電車で30分位で中心部の香港島や九龍半島に移動して滞在するのが普通の香港旅行ですが(詳しくは深夜特急をご参照ください)、今回の大会はその空港のあるランタウ島が会場。こちらはトレイルが整備されていて、10月にはランタウ2ピークスというスカイランニングの何やら大きな大会やら、3月にはトランスランタウという長めの大会やら行われています。
日本を出る直前にAirbnbをキャンセルされてしまい、とんでもない値段のホテルに宿泊することに。深夜着なので数時間の睡眠の為に、、、。テンションが落ちる。
朝はホテルの近所に24時間営業のスイカレストランがあったのでそちらで。6時からしか売っていないテイクアウトのパイナップルパン(日本のメロンパンみたいなものでパイナップルは入っていない)をごねて売ってもらう。
会場の最寄りの東桶駅まで香港中心部から普通列車で40分くらいかな。車内で女性トレイルランナーに話しかけられて、お友達になる(相方が)。
東桶駅はかなり巨大。事前予約が必要なシャトルバスに乗るグループと普通の公共バスを使うグループがいるのだけど、シャトルバスののりばが不明。ウロウロしていると、同じように悩んでいる外国人選手多数。公共バスのターミナルにいると「これだよ!」と叫ぶ声。乗れてよかった。
20分位で公園に到着。海外選手は当日受付け可能。ゼッケンと参加賞のバフ&Tシャツをもらい。荷物を預けてゴール(正確にはゴールは山頂なのでゴールから30分程下山したところに設営されたエイド)まで運んでもらう。
以前UTMFに参加していて知り合ったサロモンのジェレミーさんやらこのレースの直後のSTYで4位に入ることになるブラッドさんやらと戯れてみる。とりあえずジェレミーの奥さんがブラトップ&タトゥーだらけでめちゃくちゃ強そう(結局2位)。
が、期待はやはり「寿司マン」こと日本の川原井さん。普段織田フィールドの練習会でお世話になっているトップクラスのロードランナー。7kmで1000m位の累積だとやっぱりトップクラスのロードランナーが出てきたらあっさり勝っちゃうんだわな。富士登山の松本翔くんみたいに。
という期待に応えてしっかり優勝されてました。ちなみに前日にトラックの大会にも出場して優勝済み。さすが。
私はTDSの疲れやら、何やらでスタート前からお疲れモード。ただ、バーティカルは相方スーパーまみこの得意分野なのでなんとか上位入賞を目指すべくある程度ペースメイクできればいいな。
前年度の上位&有名選手50人が第一ウェーブでスタートして10分後にそれなりの記録をもっている我々第二ウェーブがスタート。とりあえず渋滞を避けたいので最前列から飛び出す。
なだらかなトレイルが続くのでかなりのスピードで進む。細かいアップダウンはあるのでトレイル苦手なまみこはいまいちスピードに乗れない&こけそう&苦しそう。あまり飛ばしすぎず、第二ウェーブの女子の一位が視界から消えないような位置で進む。
第一ウェーブの最後尾に追いつく。
5km地点の唯一のエイドに入ると第二ウェーブの女子1位が出て行くところ。我々が出るときに3位がはいってきた。ただ、ここまでの流れでは直登に入れば一気にトップに出られそうな感じ。
タイムも来年第一ウェーブから出走できる1時間30分は間違いない。
エイドを出たら、すぐにラストの階段地獄が始まった。
すぐに女子一位に追いつく。
疲れた。
もういいだろ。
というわけで私のペーサーもここで終わり。
あとは頑張って!
景色を見たりしつつ歩いて行く。
とぼとぼゴール。
頂上で完走メダルと水を一杯だけもらえる。完走メダルはすぐに壊れた。
まみこは男子の第一ウェーブ出走資格でもある1時間15分をぎりぎり切ったようだ。やるな。
ガスっているので結構寒い。
ここから30分下山したところにドロップバッグやら食べ物やらがあるのでさっさと下山開始。
私を見つけるとサロモンとノースの選手たちが「SUSHIMAN」ってやつが優勝してすげー速かった!と話しかけてきた。RDと雑誌社の人が私に「SUSHIMANは日本で有名か?Dai Matsumotoとどっちが速い?」と聞いてきた。日本はロードランナーのレベルが高いからまだまだ速いのいるよ!と答えておいた。寿司マンは「トレイルに転向しろよ!」としきりに勧められていた。
とっても暑かったのでエイドで美味しいオレンジを大量に食べて、エイド前に来た公共バスに飛び乗る。15分ほどで東桶駅にもどれた。
まみこは女子39歳以下で5位、総合で7位の好成績。私は不明(T T).
電車で香港市内にもどり、次の目的地マカオへ。前日のホテル代を取り戻すべく、マカオへ向かうフェリーの中で私の目は獲物を狙う虎のようになっていた。