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Trail Note

台風19号の通り過ぎた後で

written by 星野 秀明 October 15, 2019


3連休、それも初日の土曜日午後~夜に史上最大級とも言われる台風19号がやってきて関東を直撃した。
東京近辺には想定されていた最悪のシナリオ(洪水ハザードマップの通りの状況)にこそなっていないものの、自分の近くでは、多摩川のよく知っている場所で氾濫したこともあり、エリアメールが警戒レベルが上がる毎に届いた。翌日、冠水してから水がはけた後の河川敷の水たまりでは川から取り残されたメダカがたくさんいて近所の親子が家に持ち帰るために一生懸命掬っていた。堤防沿いの柵の支柱や河川敷の標識や看板には上流から流れてきた葦などの草が絡みつき、場所によっては看板をなぎ倒しており水流の勢いを物語っている。川の堤防の頂部から1m程度のところに漂着物が帯をなしており、水かさがそこまであったことがわかる。いかに瀬戸際のところで堤防が持ちこたえたか、あと1mで越流、さらにそれよりも水かさが上がれば決壊が起きていてもおかしくなかった。なお、氾濫したといわれている場所である田園都市線高架下は堤防がなく、越水は起こるべくして起きている。

が、それは主観論なのでデータで客観的に。
多摩川のハザードの想定は48h雨量で588mmであるが、今回、上流の小河内で556mm(12日)+50mm(11日)と超えてしまっている。特に24hの短時間でほぼ同等の雨が降っている。平野部に出てきた八王子で392.5mm/24h、府中で289mm/24h、大手町で210mm/24hである。平野に来るにつれ雨量は少ない。ただし、24時間あたりの雨量として府中まではハザードの想定を上回っている。その状況を考えれば、紙一重でよく持ちこたえたな、という状況である。箱根の雨量をニュースで見たときに、多摩川も今回は本当に危ないという気がした。

荒川 →ハザード想定 632mm/72h ⇒545mm/24h(三峰)、572mm/24h(ときがわ)
相模川→ハザード想定 567mm/48h ⇒595mm/24h(相模湖)
利根川→ハザード想定 491mm/72h ⇒433mm/24h(神流)、250mm/24h(草津)、150mm/h(水上)、481mm(奥日光)
千曲川→ハザード想定 396mm/48h ⇒395.5mm/24h(北相木)

まず、降雨量については、箱根⇒奥多摩⇒秩父⇒西上州と海に対して手前に近いところの山間部ほどよく雨が降っており、山が高い奥日光もかなり降ったことがわかる。いずれにしても各河川の上流には24hあたりに置き換えてみるとハザードマップの想定以上の降雨が計測されているのが現実であるし、48hや72hの想定とほぼ同等かそれ以上の雨が24hで降っている。実際に決壊したのは千曲川や荒川上流の都幾川であるが、他の河川についても決して余裕があったわけではないし、むしろ決壊が生じていたとしてもおかしくない。シミュレーションとは、ある条件のもとに何が起こるのか、未来を予想することである。条件が正しくなければそこから導かれる結果も現実とは異なるものになる。今回の教訓として見直すべきは以下だろうか。
①流域すべてに等しく降雨されている想定であるが、山間部と平野部では降雨量が違うのは当然
②24時間で上流部には48時間または72時間の想定降雨と同等の降雨が現実にあった
③降雨想定がそもそもわかりにくい、1000年に一度の雨とは?

①,②は信頼性の高い情報とするために粛々と見直せばよいとして、問題は③である。今回もニュースなどで散々と言われていた50年に一度の雨やら風やら、わかりやすい表現とするのが急務である。50年に一度、を毎年どこかで聞くような気がするかもしれないが、こんな表現は10回に1回は東京マラソン当たる、と同程度の意味の表現でしかない。つまり、連続で当たる人もいれば、第1回から外れ続けている人もいる。50年に一度の統計上のものだって、現実には連続で起こることもある。知るべきは、〇〇年に一度、ではなくて、いついつどこの大雨の何倍くらい、といった数値として感覚でわかるべき情報である。そういう意味では、今回の台風19号は今後の基準となり得るものではあった。正しく予測することと、それを正しく伝えることがエンジニアリングとして重要である。そして、日頃から自分の住んでいる場所について、ハザードマップを調べておくことが絶対的に重要である。

と、専門外のことをまるで知ってるかのように書いたが、以上のような降雨状況から察するに関東から信越、東北にかけての山は今回の台風で軒並み何らか影響を受けたと考えて差支えない。倒木から崩落まで、被害の大小は場所により異なるとは思うが。山に行くときには最新の情報収集が必須であるし、トレラン大会どころではないので今年いっぱいは中止が相次ぐのもやむを得ないだろう。

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星野 秀明

星野 秀明

建築設備設計エンジニア

建築学生の20歳の頃から世界中の建物を見るために旅して廻っていた。2009年にダイエット目的でランニングを始めたのをきっかけに、一つの旅のかたちとしてトレイルランニングに出会いハマる。国内外、距離の長短問わず、旅として楽しめるレースを中心に参加。技術者という職業柄、レースのデータを分析するのも趣味の一つ。

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[日本代表を応援しよう!]

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)、大逆転で決勝進出!

昨年のサッカーワールドカップも強豪を破ってのベスト8と、日本中を熱狂させました。

日本を代表して世界に挑戦するアスリートたち。応援したくなりますよね。今年、ぼくたちが愛好するマウンテン&トレイルランニングでも世界選手権が開催されます。

陸上競技の国際統括団体である「World Athletics」主催の公式の世界選手権「World Mountain & Trail Running Championships 2023(WMTRC2023)」。2022年から始まり、今年の大会は6月にオーストリアで開催。日本からは12名の代表選手が参加します。

[SHORT]

上田瑠偉 @uedaruy
森本幸司 @mori23ko
楠田涼葉 @kussun_udon

[LONG]

川崎雄哉 @kawa1105
西村広和 @hirokazu_nishimura26
吉野大和 @yamatonogram
近江竜之介 @omi_ryunosuke
甲斐大貴 @crazy__karo
小笠原光研 @koken_ogasawara
秋山穂乃果 @honomosquito
髙村貴子 @takak0_0122
吉住友里 @yuri.yoshizumi

(敬称略)

まさに日本を代表するマウンテン&トレイルランニングアスリートたちが揃いました。ただ、野球やサッカーと異なるのは、豊富な遠征資金が準備されているわけではないこと。

そこで、日本トレイルランニング協会が応援Tシャツを販売。売上から経費を除いた収益は全て選手の遠征費用に充てられます。今回、声をかけていただき、企画・デザインを担当させていただきました。

Tシャツは2種類。Aタイプは前面の「JAPAN」と「日の丸」が特徴的な「日本代表」をストレートに表現したデザインです。背中面には今年の代表選手の名前がプリントされます。

Bタイプはサポートバージョンで、前面には「落ち着いて全力を尽くそう」というメッセージ。背中面にブランド、ショップ、トレイルチーム、大会、メディアとカテゴリーの枠を超えてロゴを掲載させていただきます(無償)。

以前とあるレース用に、ラン友たちのトレイルチームのロゴをプリントしたTシャツを作ったことがあります。ロゴを入れることで、共感と一体感が生まれました。日本中のマウンテン&トレイルランニングチーム、ブランド、ショップ、大会、メディアがカテゴリーの枠を超えて応援することこそ、世界選手権に参加する代表ランナーたちの力になると思います。しかも購入していただくと、選手の遠征費用にもなります。

「応援したい!」というマウンテン&トレイルランニング関係者&愛好家のみなさま、ぜひロゴ掲載で応援の気持ちを代表ランナーに伝えましょう。

詳しくは日本トレイルランニング協会のサイトをご確認ください。

https://trailrunning.or.jp/

応援TシャツはAもBも普段からラン&トレイルランで着やすいデザインを心がけました。着ているだけで世界選手権の告知にもなります。WMTRC2023の開催は6月と少し先ですが、大会中はこのTシャツを着て日本代表を応援しましょう。

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