こんにちは!
2019年のトレイルシーズンも終盤を迎えていますね。先日、第4回目のハセツネ逆走を行ないました。数年前にこのコースを教えて頂いたのは、こちらのブログでも執筆されている蚊取り線香さんで、順走では味わう事が出来ない様々な事を教えて頂きました。ここでは私なりに感じた魅力を書きたいと思います。
その前に、このコースを早く歩いて時々走る事の目的は・・
ズバリ! ”24時間以上、動き続ける事” です。
私の場合は低山に行く事が多く、一人で山に入った場合、日の出前から暗くなるまでを楽しんだとしても、大凡18時間程度がMAXです。暗い山中を一人で歩くのは心細いですし、リスクも高くなりますので、そうであれば”このコース”を複数人で行動できる機会があればいいなぁ・・、と感じておりました。
余談ですが、”ハセツネ”というブランドの”逆走”ですので、「同じこと考えている人は結構いるのだろうな・・」と思いながら毎回山に入るのですが・・・、残念ながら逆走をしている方とお会いする事は無いですね~ (^^;) 順走の方とはハセツネ開催が近づくと時々お会いします。
さて、 この逆走の魅力をひとことで言うと「浅間峠から入山峠の区間」です!
順を追っていきますと・・・
武蔵五日市駅をスタートして、順走では「脚痛てぇ~」と言いながら下る金毘羅尾根ですが、逆走では日の出山まで登ります。これが結構な長さを感じます・・
大岳山から都民の森までは、岩場や小刻みな登り下りにより標高を上げていきます。都民の森はパスしたいところですが、水補給のために必ず立ち寄ってから三頭山を目指したほうが賢明ですね・・(今回も、三頭山は雨でした)
その後は笹尾根を下り基調で行動しますが、丸山を超えたあたりから小刻みなアップダウンが始まり浅間峠に到着です・・ この下り区間で気付いたのは、順走では気になりませんでしたが、雨の夜間の場合は、思った以上に浮石で足がすくわれる感じでした。
先にも書いたこのコースの魅力は、この先なのです!
浅間峠から入山峠迄の区間は順走では序盤なため、まだまだ元気! な状態ですのであまり感じないのですが、この区間特有な小刻みなアップダウンや、似たような登り下り、そして階段登り・・が幾度となく現れます。ここまで約50km程度行動した後ですので、かなりやられます! 「またか・・」「次の急階段が見えてる・・」「いつまで続くんだ・・」そんな自問自答が延々と繰り返されますが、”楽になる答え”は、どこにもありません。そんな中での朝日は最高のプレゼントです。
しかも浅間峠から武蔵五日市駅までは、コースタイムの70%でも6時間程度を要します(@_@)。既に消耗している私の体力の場合は、70%で動くには水と食料が無いと厳しく、80%程度までダウンします。
更に暑い季節ですと食事用も含めて都民の森で3リットルの水を持っても不足で、明らかに脱水傾向となり「なんで都民の森で、もっと水を汲んでおかなかったのだろう・・」「日原峠から少し下って水を補給しておかなかったのだろう・・」と悔やんでも悔やみきれない状態となります・・
そうなんです! 体力はもちろんですが、メンタル、判断力も鍛えられる! と私は感じています。
このようなヒーヒー状態で行動を続け、入山峠手前ではようやくアップダウンもなだらかになり、階段を下りると思わず「よっしゃー」という気持ちになります。
今熊神社の急階段を下り稲荷神社に着くと水場が神々しく感じる程です! 残りはもう少し! 一山を超えて、武蔵五日市駅までのロードを走り終えると完走となります。
初めてこの逆走を走られる方は口々に「順走よりキツい」と言われます。それぞれの方の感じ方は異なりますので順走、逆走、楽しめればいいな、と思いますが、なによりもこの素晴らしいハセツネコースを微力ではありますが私なりに大切にし、皆さんに楽しんで頂ける機会をお伝え出来れば、と思います。
最後に、このコースで私が好きな景色は、笹尾根から見える御岳山、大岳山、御前山です。逆走では後半の位置からの眺めですが「自分の脚で辿ってきたんだな、自分でも出来るんだな」と感じる事が出来る場所だからです。
今回も読んで頂き、誠にありがとうございました。
次回もお願い致します。
2 コメント
逆走ぐるり、落ち着いたら行ってみます。
みなとんさん
是非是非!!