富士五湖ぐるりのウルトラマラソン大会「第24回チャレンジ富士五湖」が4月20日に開かれ、初挑戦の100kmの部を走った。
サブ11時間を目標に30㎞まではキロ6分のペースを維持。調子は悪くなかった。しかし、40㎞過ぎから右膝に違和感を感じ始める。直近2回のフルマラソンでも膝が痛くなったことはない。痛みをロキソニンで抑えるが失速。ペースが落ちると急に寒さを感じ始める。腹が冷えて今度は腹痛。2回の長いトイレ休憩を取り、腹痛はストッパ下痢止めで対処した。
60km過ぎで今度は左膝痛を発症。右膝をかばって走っていたようだ。ペースはキロ7分台後半までさらに落ちる。
70km地点からは両膝痛のため走れなくなった。キロ10分ペースの歩き。112km、100km、72kmの部のランナーが入れ混じり国道139号沿いの狭い歩道を一列になってすれ違う。歩いているランナーは私以外ほとんどいない。路上の障害物にすぎなく、他のランナーに申し訳ないやら、情けないやら。意地で85kmまで歩いたが、痛み止めの効果も切れてまともに歩けなくなった。西浜小・中学校エイドでついに潰えた。係員にリタイヤを宣言。儀式のようにゼッケンを係員に返却した。人生初のDNFだった。
悔しくなかったのかと問われれば、悔しい想いで一杯です。根っからの負けず嫌いだから。でも今回は100kmを走り切る走力、筋力、マネジメント不足です。素直に負けを認めます。DNFの経験も次への糧にしてみせる。自分が一回りも二回りも成長してまたチャレンジすればいいだけ。その時は満開の桜咲く中、富士山を見ながら走りたい。