4月19日のチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン100kmを2回目の挑戦で初完走できた。
昨年は膝の故障のため、85km地点でリタイア。敗因は走り込みが足りず、長距離を走り切れる心身が備わってなかったから。今回はそのリベンジに燃えてレースに臨んだ。
結果は、ほぼ目標通りの展開で、12時間32分09秒で完走を遂げ、雪辱を果たした。
何を成し遂げるにせよ、自分はできると思うことが大切であると思っている。それは自分の可能性を信じることでもある。ポジティブに自分自身を捉えることと言い換えてもいい。それは自信過剰になることでも、無謀なことに取り組むことでもなく、綿密な計画や準備、そして努力の積み重ねがあって、成り立つものでなければならない。
私は運動が得意でない子供だった。走ることは好きな運動だった。でもクラスで特に早く走れた方でもなかった。人に語れるような華々しいスポーツ歴もない。運動能力は極々、普通。いや、普通以下だった。走り始めたのもほんの3年前、46歳の時だった。でもこんな私でも100kmのウルトラマラソンを完走できた。やろうと思って、努力すれば、必ず実現できる。それを自らの身体をもって証明できたことが何よりも自信に繋がった。自分にはまだまだ成長できる可能性があること、自分はどんな試練も乗り越える強さがあること、自分を最後まで信じることができたこと。それらをこのレースの完走で証明できたことで大きな達成感に満たされた。
100㎞を走るなか、自問していたことがある。何故、私は走るのか?今回の完走を通じて、その問いに、自分なりの答えをようやく見出すことができた。自分にはどんな試練も乗り越える強さがあるということを信じたいがために走っている。だから、どんなに辛く、苦しい思いをしても、また挑戦したくなってしまうのだろう。40代最後のレースに位置づけしていた、このレースで完走できたことは本当に嬉しかった。また、来年もチャレンジ富士五湖を走るんだろうな、私はきっと。