2018年3月11日、第6回古河はなももマラソンを走ってきた。私のマラソンシーズン最終戦だった。
4週間前のハーフマラソンでPB更新。その記録から割り出した目標タイムは3時間10分切り。仮に30km過ぎに多少失速したとしても10分台前半。最悪でも昨年の同レースで記録したPB更新を目指したかった。
チャレンジングな目標に果敢に挑み、シーズン最終戦で有終の美を飾るはずだった。
記録は3時間18分56秒。
目標未達。PB更新も未達。未達、未達のW未達。ダメだった。
35km過ぎに脚が終わった。走り込みが足りなかったことと設定ペースが早過ぎた。以降、ズルズルと失速。この秋冬シーズンの集大成を発揮する目論みは崩れた。走るたびに記録更新できた時期は過ぎ去り、簡単には記録が伸びない所まで来てしまったのか。認めたくはないが見えてきたのは限界という二文字。
実は第2回大会から5回連続出場しているこの大会。過去の自分のネットタイムを並べてみると。
第2回 3時間35分53秒
第3回 3時間48分39秒
第4回 3時間25分44秒
第5回 3時間14分33秒
第6回 3時間18分56秒
今回のタイムはセカンドベストだったから上出来とも言えるが、今回の結果には満足していない。結果に至るプロセスには反省しか残らない。
「今回のレースに向けて、お前は十分やり切ったのか?」
「お前、負け癖がついているぞ!」
今の自分に掛ける言葉はこの二つだ。
振り返れば、仕事の忙しさにかまけて、練習をさぼったり、深酒したりと荒れた生活だった。昨年11月に親父が逝去した。その喪失感を埋めるために飲酒が増えていたのかもしれない。
日々ストレスフルな仕事を抱えながら、練習に打ち込むことは本当に難しい。仕事後に練習に向かうエネルギーなんかこれっぽっちも残っていない時も度々あった。私よりも忙しいランナーは巨万といるから全く言い訳できない。皆、等しく与えられた24時間のなか、努力と工夫しながら練習時間を捻出している。私はそれをやり切っていないから満足いく結果が出せないんだ。
もう一つ、負け癖がついていること。100マイルトレイルレースや100㎞ウルトラマラソンなど、この一年ほど長距離レースでのDNFが続いている。この悪い流れを断ち切れていない。流れを変えるには日々の小さな成功を積み重ねていこうと思う。どんな些細なことでもいい、今日はこれをやろうと決めたら必ずやり切ること。こういうことの積み重ねの大切さを疎かにしていたから、お前は自分に負けたんだ。毎日、自分に負け続けているのに、勝負所で自分に勝てるわけがない。畜生!自分の弱さ、甘さに腹が立ってきた。リベンジしたい。リベンジする。改めて、自分自身にリベンジの誓いを立てた。
最後に、5年連続出場となった古河はなももマラソン、今回は13,000人もの市民ランナーが参加したという。沿道の人出や応援もこれまでで最高だったように思える。舞台となる茨城県古河市は都内からも至近で、コースはフラット。折り返しが5回と多いことでペースを維持するのが難しいことがちょっとだけネガティブな印象があること以外は、全く不満はない。この場を借りて、運営に関ってくださった人たちには感謝の意を表したい。誠にありがとうございました。来年もまたチャレンジしに戻ってきます。