世界最高峰のトレイルランニングレースUTMB。モンブランを一周(170k)するメインレースのUTMBをはじめとして、ウィーク中に6つのレースが開催されるが、その中のOCC(56k)に参加してきた。
2012年にCCC(101k)に参加して、50k地点のシャンペ Champex-Lacでリタイア。2015年に再エントリーするも落選。2016年はCCCのエントリー資格(必要ポイント数)がなく、OCCに初エントリーするもまた落選。2017年にようやく参加することができた。人気レースは出るのも大変。
OCCは比較的新しいレースで、今年で4回目の開催となる。当初はエントリー資格はなかったが、現在は3ポイント必要(2018年からは4ポイントにアップ)。UTMBが認定しているレースに完走するとポイントが得られ、3ポイントだとだいたい50kくらいのレース。ハードルはそんなに高くない。
ちなみにUTMB2017の日本からのエントリー&当選状況は以下の通り。(DogsorCaravan.com調べ)
UTMB:エントリー数 288人/当選者 117人<当選率 43.17%>
CCC:エントリー数 144人/当選者 77人<当選率 54.61%>
TDS:エントリー数 69人/当選者 53人<当選率 80.30%>
OCC:エントリー数 50人/当選者 19人<当選率 38.78%>
OCCはエントリー人数は少ないものの、当選確率は低い。
ぼくは3回目のシャモニー Chamonix。OCCは勝負レースと決めていた。29日夜に現地入りして、30日に受付、31日がレース。
シャモニーに行くには、ジュネーブ空港からバスで小一時間くらい。つまり、まずはジュネーブ空港まで行かなければならない。ぼくはJALを選択。シャルル・ド・ゴールでトランジットするので、そこそこの時間がかかる。
エミレーツやフィンエアーなど航空会社はいろいろあるので、予算や好みで選ぶのがよいと思う。移動自体が長丁場で、その後に現地でレースがあることを考えると、ぼくは快適性を優先したい。
29日午前中はシャモニー入りしたラン友たちとグループラン。日本からUTMBに挑戦するJAPAN MOUNTAIN RUNNING CLUB!
本当は「MMAのInstagramで告知して現地集合」という感じでやろうと思っていたのだが、「人が集まらないと困るな」とか「英語も話せないのにすごくたくさんの人が集まったら困るな」など、小市民的な悩みを抱えてしまい、結果的にこじんまりと。
でもほどよい人数で楽しかったな。出るレースは様々だけど、みんなで健闘を誓いあった。
夕方に受付に行く。以前に比べて随分と分業化していた。装備品はランダムに何点かチェックされ、チェックが済んだザックにスタッフの方がチップをつけていく。不正防止になる。
ちなみにスタート前の抜き打ちチェックもあるし(前回のCCCでチェックされた)、UTMBでは途中のエイドでのチェックもある。持つ持たないは自由という意見もあるかもしれないけれど、山の中でオウンリスクで自分を守るための最低限の装備が必携品。意味がある。
滞りなくチェックを受けて、レース参加準備完了。この写真は受付出口で撮っていて、「FBやInstagramでシェア」とメールで送ってくれる。細かい部分まで本当によくできている。
レース前日の夜ごはんは日本から持っていったインスタントカレー。前回は初のシャモニーで浮かれてアレコレ食べ過ぎて胃腸の調子を悪くしてしまった。なにしろ普段通りが大切。
早めにおやすみなさい。
(「OCC_2017(レース前編 Orsieres-Champex-lac)」に続く)