新型コロナ禍の影響で多くのレースが中止になっている。落ち着きは見せ始めてはいるものの、個人的には今年はレースのない一年でもいいかなと思っている。
となるとブログのネタもないのだが、ぼくは15年くらいブログを書き続けていて膨大なストックがある。この機会に過去ブログをプレイバック。当時の臨場感が伝わるといいなと思います。
まずは2011年に第一回が開催される予定も東日本大震災で中止、一年待って2012年に初開催されたUTMFの共催レースSTY参戦記。日本で初めて行われる国際格式の100マイルレースへの期待感がみんなの笑顔から伝わってくる。まだMMAを始める前で、ぼくにとって忘れられないレースのひとつ。
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「トレラン富士大決戦!序編(UTMF/STY)」
日本最高峰、そして象徴でもある霊峰富士。
その富士山を舞台にしたトレイルランニングレース、UTMF(ULTRA-TRAIL Mt.FUJI)/STY(Shizuoka to Yamanashi)に参戦するために、日本全国、いや世界各国からトレイルランナーが集結した。
UTMF/STYは世界最高峰と言われるトレイルレース「UTMB(Ultra-Trail du Mont-Blanc)の姉妹レースであり、日本で開催される本格的な100マイル国際レースである。富士山のピークではなく、周辺の山々を一周するという壮大なコースを巡る。
本来は昨年開催される予定だったが、震災の影響で中止。一年の期間を経てようやく第一回大会が開催されることになった。地元自治体との調整難航など様々な噂が流れ、コース発表も遅れに遅れた。さらに規制も多く、それだけに開催までの主催者おおび関係者の苦労がしのばれる。
そして海外からはジュリアン・ショリエ選手など有力ランナーが参戦し、国内ランナーも石川選手や相馬選手、横山選手、ヤマケン選手など、日本一決定戦の様相を呈する、まさしくトレラン富士大決戦!
トレイルランニングのいいところは、そんな国際レースにど素人のぼくも参加出来ること。とはいえ、100マイルではなく、半分(82k)のSTYにだけど(※)。
(※)UTMFには参加資格がある。
その記念すべきレースのスタートを是非見届けたいと思い、ぼくは18日から現地入り(ぼくが出場するSTYは19日スタート)。UTMFのスタート地点である河口湖大池公園は、多くのトレイルランナー達の熱気で溢れていた!
心折れ部からは6名がUTMFに参加。ライバルチームIBUKIやトレラン界に殴り込みをかける裸足軍団、その他(いろいろな意味で)有名なトレイルランナーたちが集まり、まさにお祭り状態。楽しい!
STYも前日受付が可能なので、ぼくも受付を済ませる。受付後には必携装備品チェックがあり、スタッフにひとつづつ見せて確認。他のレースよりも厳格だが、後々その重要さを実感することになる。
18日15時00分。出場するランナーたちの緊張感と、国際レースの華やかさが混在する雰囲気の中で、UTMFがスタート!
ぼくらSTY組とサポート隊は156kの長い旅に出るランナーたちを見送る。それだけでもなんともいえない充実感と満足感!
今回、UTMF/STYに参加するランナーたちをサポートするために集まってくれた心折れ部メンバー(通称:サポート隊←そのままw)にとっても、長い三日間が始まった。ランナーを追って次のエイドに移動していく。
ぼくはみんなと別れ、河口湖沿いのホテルに戻って、明日の準備。ぼくらSTY組にとっては、決戦前夜なのである。
(続く)
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