先日、MOUNTAIN MARTIAL ARTSの冬モノの撮影で山に行った。
今季の冬モノは、トレイルでの経験から「作りたい」と思ったプロダクトなので、撮影は山にしようと思っていた。
スタッフはぼくとフォトグラファーの小野口さん、モデルの春樹くんの3人というコンパクトな撮影チーム。
小野口さんはトレイルやトライアスロンをメインに撮影していて、山のロケーションにも長けている。今回のロケ場所もご提案いただいた。春樹くんはトレイルランニング歴も長い100マイラーで、二人とも山での撮影を苦にしない。撮影はスタッフィングから当日まで気を使うことが多いけど、今回は経験値の高い二人に助けられ、よい撮影になった。
実は今年に入って二回目の山だった。新型コロナ禍の影響もあり、今年はレースに出ることも夏山に行くこともなかった。年内に山に行くことはもうないだろうから、今年は二回だけ、ということになる。2010年にトレイルランニングを始めて、大会に出なかった年も初めて。
と言っても、特にネガティブなわけでもない。来年は夏山に行けるかな。次に海外トレイルを走ることができるのはいつだろう。そんなことを考えながら、最低限の体力をキープするために近所の坂道を走る。慌てなくても、山が逃げることはないからだ。
その反面、ロード系の方と知り合う機会が増えた。みんなストイックで、でも心からランニングを楽しんでいる感じが伝わってきて、ぼくも刺激をいただいた。スポーツに打ち込んでいる人たちは、なんだかエネルギッシュで若々しい。
振り返ればネガティブなニュースが多い一年だったけど、こうした状況だからこそ変われたこと、新しい出会い、新しいチャレンジがあったこともたしか。それをどう受け止めるかは自分次第。
撮影で行った久しぶりの山。低山でしかも車で山頂近くまで行って少し登っただけだったけど、とても楽しかった。もしかしたら昨年までは感じられなかった小さな喜びかもしれない。
大変なこともあり、新な喜びも見つけて、自分も、ブランドも、会社も少しは成長した一年だったのではないかと思う。
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