こんにちは、JUNです。
続きです。
今回は南アルプスの北沢峠に来ています。
さて、準備を済ませやっと出発です。このテン場は標高約2000m。今日目指す仙丈ヶ岳は約3030m。
仙丈ヶ岳は比較的登りやすい山と言われていますし、等高線もそれほど急登という訳ではありません。シーズン初としては良い条件ですが、果たしてどんな感じでしょうか?
テン場からメインルートへ合流するまでは少しの間サブルート的な個所を通ります。ここはトラバース気味ですが、大きく根を張り出している木が多く歩き辛い。徐々に高度を上げながらの道で地味に疲れます。序盤はなるべくゆっくり淡々と進む事を意識しました。
メインルートの尾根に出ました。ここは2合目だそうで2200m。まだ200mしか上がってないのか。メインルートは流石に広く歩きやすい。ただまだまだ登ります。
緩やかと少し急と尾根道を直登するコース。周りはモヤで幻想的な雰囲気。展望を楽しめないのは残念。登れば雲を抜けないなかぁ?
五合目を過ぎると2500mを超える。勾配がグッとキツくなる箇所が出てきた。周りの木々が低くなるのが分かる。
流石に2500mを超えると身体が重くなる。軽い高山病で頭痛がしてくる。ゆっくりペースではあるけど、身体にパワーが湧いて来ない。
シーズン始めだからか?衰えなのか?とにかくこの状態で北アルプス縦走に行かなくて良かったよ。
森林限界を抜けた!眺望は無かったけど先の山は時折見渡せる。ハイマツの高山の雰囲気♪
時折、薄い雲の切れ間から日差しが照らす。 その時は一気に体感温度が上がる。やっぱ太陽はすごいなぁ。
多くの高山植物が花を咲かせていました。写真はナナカマドかな。他にもダケカンバやイワカガミ、チングルマなど。他にも名前が分からないのもたくさんありました。
小仙丈ヶ岳に到着!
晴れていればここから仙丈ヶ岳の山容と仙丈カールが見渡せる場所なんですけどね。今回は残念。
でも一年ぶりの高山の雰囲気にワクワクが止まりません!
ようやく仙丈ヶ岳の山頂が見えてきました。
進行左側の大仙丈沢カールを見下ろす。少しだけ見れました。
進行右側、眼下には山小屋が見える。こちらも美しい景色。
最後の仙丈ヶ岳への登り!既にヘロヘロです!
仙丈ヶ岳 3032m 到着!百名山18座目。まだまだ道は長い。
これから降るルート。眺めは残念だけど仕方なし。
登ってきたルートを振り返る。イイねぇ。。
10分ほど降ると山小屋へ到着!
もうお腹が空き過ぎて気持ちが悪い。わざわざ持ってきたクッカーでラーメンを作って食べました。ウマイ!
今日は行動食をナッツのキャラメリゼとシリアルに味塩をまぶしたものを用意した。食べると美味しいけど、味が濃いせいか量が進まないしお腹が膨れない。結果お腹空くんだよね。軽いし取り出して食べやすいのはイイんだけど。要検討だな。
ここはほぼ3000mの山小屋ですが、少し下がったところに豊富に水が湧き出ていた。水汲み放題。
水場の近くに雷鳥の親子を発見! 小さい子が4羽いてカワイイ。
さぁ、帰ります。帰りは途中まで別ルート。
途中の山小屋。トイレに寄りました。手洗いと石鹸が用意してあったのが驚き。要協力金。
豪雪地の生え方だね。
沢を渡る。
このルートは途中からほとんど高度を下げないトラバース。写真ほどではないけど沢を何度か渡る箇所がある。雨とかで増水していると通るのが簡単ではなくなりそうなので注意。
時折軽い登りもあるのが萎える。。
さぁ、行きのルートへ合流しました。ここは五合目です。
メインルートは歩きやすい。登山の帰りは以外とケガが多い。登山中のケガの7割だか8割だかと聞いた事がある。合言葉は「油断大敵」。
難易度が下がり雰囲気も良いから気が緩む。何度か何でもないところでミスするよね。「油断大敵」。
北沢峠へ到着!無事に帰って来れました。足早にテン場へ向かいました。
久しぶりの百名山。しかも3000m級。身体の疲労は全然だったけど、心肺的な疲れや軽い頭痛など簡単では無かった。
その点を考慮すると今年の初めとしては良かったかなと思います。素晴らしいであろう眺望がなかったのは残念ですけど。まぁ毎回ベストは難しいですからね。
オツカレ。
百名山18座目。
仙丈ヶ岳。