こんにちは、JUNです。
今回は久しぶりにトレイルランニングをしてきました。
今回みたいな本格的な山に入ってのトレイルランっていつ以来だろう?と考えるも、
いつ以来だったかちょっと思い出せません(汗)
と言っても里山ランをちょくちょくしていたかと言えば全然そんなこともなく、
これも11月と12月に1回づつ。
これも書いている今思い出しました。
そんなことも忘れて、昔のイメージのまま今回のコースを決めてしまいました。
今回同行してくれたのは地元のナイスガイIさんです。
地元ではトレイルランをしている人と繋がる事すらほとんどないのですが、
Iさんは都内のイベントで偶然、しかも奇跡的に地元同士であることが分かった人。
しかもイケてる方だったので声をかけ、何度が山へ行く仲間になって頂いた方です。
走力的には私がかなり足を引っ張るのは分かっていましたが、私は引っ張ってもらいたく、
今日のコースにIさんは行ったことが無いとの事なので案内も兼ねて、ギブ&テイクって事で。
今日のコースは名栗湖を囲むぐるりのコース。
かつて私も運営に関わった大会のコースのロードカット版です。
実際、私がこのコースに行くのは7、8年振りくらいです。
ですが、大会に関わっていた事もありコースの一部は何度も通っているので、
コースの全体はよく知っている、、つもりでした。。
いやぁ、記憶って曖昧ですね、思っている何倍も辛かったです(汗)
久しぶりのトレイルランって事で、本格的な山に行くのには心配があった。
それも踏まえて後半がほとんど下りのこのコースを選んだのだが。。
有間ダム&名栗湖。
奥に見えてる峠まで行って、ぐるりと回って帰ってきます。
ダムを渡り登山道へ。
序盤は尾根まで直登気味に上ります。
久々の急登にふくらはぎのツッパリが気になる。
トレイルランニングを始めた頃に戻った感じ。
昔は突っ張らないようにストレッチして足首の柔軟性を高めてたっけなぁ。
張ると疲労や攣りの原因になりますからね。
コース序盤の沢登り。
絶景だしコースは変化に富んで楽しい。
勾配は急だし段差は大きいけどふくらはぎの張りが無くなった。
足の置き場が平らなおかげだと思う。
まだ元気なんで色んな事を話しながら登る。
序盤なんで温存しながら登りつつもコースタイムの0.6位で登れている。
心配するほど衰えていないかなぁなどと思いつつ。
順調に「棒ノ嶺」へ。
今日は雲ひとつ無く、午前中はほぼ無風の絶好に日和。
山頂にはまだ10時前にもかかわらず沢山の人が。
ただ、ここを目標に来る方がほとんどなので、この先のコースに入るとグッと人が減ります。
比較的緩やかで気持ちの良い尾根道を進む。
知らぬ間に「長尾ノ丸」の巻き道に入り(元々巻くつもり)通り過ぎていた。
おー順調だなぁ、、なんて思っていたのもこの辺りまで。
私の記憶ではこの先は標高は上げるものの、そんなにエグイ登りは多くないと思っていた。
しかし、この先はかなりの急登の連続。
「エッ?こんなにキツイ登りだったっけ??」といった感じである。
私はかつて行った山は、ブログ用という事もありコース風景の写真を沢山撮っていた。
それを整理しながら記事を書いているので、他の方に比べてコースの記憶力はかなり高いと自負している。
しかし、今回ほど過去の記憶との乖離を感じたことは初めてだった。
これはたぶん、コースの記憶ウンヌンより、負担の記憶の違いだと思った。
昔はこのコースをキツイと思わず登れていたんだと思う。
だから「特にキツイコースではない」という印象をもっていたので、
連続する登りも印象に残らなかったのかもしれない。
途中の鉄塔までヒィヒィしながら登る。
この先のコースを眺める、、ショートカットしたいなぁと思いつつ。。
その後も何度も急登を越えながらやっとの思いでもうすぐ最高地点へ。
本日の最高地点「日向沢ノ峰」と書いて「ヒナタサカノウラ」と読む。
今日は富士山が綺麗にみえました。絶景ナリ。
防火帯の広く気持ちの良い尾根を少し登り、有間峠への分岐へ。
(所見では非常に分かりづらいです。写真の場所ではないです)
やっと下り基調に入り気持ちよく下る。
鉄塔箇所では我らの故郷も彼方に見える。
少し下ると林道に出ます。
気持ち的には「ここまで来ればもう下りが多いから安心」なんて思ってたけど。。
とりあえず林道をのんびり歩いて進む。
有間峠へ到着。スタート直後に眺めた奥の稜線まで来ました。
付近には林道の半分が崩落した場所もあり、今日のコース中にも台風の爪痕は何か所もあった。
もう気分的には「ちょっと登って分岐過ぎればほとんど下り」なんて思ってる。
でもいきなり出鼻にドカン。分岐までの細かいアップダウンがキツイキツイ。
自分でも思った以上に疲労しているんだと思う。
もうちょっとの登りがキツくてたまらない。
もう全然、ゆっくり進んでくれてるIさんについていけない。
とりあえず分岐まで行けば、、と思う分岐が全然着かない。
分岐だと思ってたのに違うピークだったりとか何度もあった。
山の数百メートルってなんであんなに長いんでしょうね(汗)
もう地点ごとにへたり込む。
かつてセミナーなどでそういう方々を介抱、サポートする役だったが、
こんなにキツかったのね、という思いである。
レースでもこんなに疲弊した経験って記憶にない。
ようやく分岐を過ぎ、ここから下り多めと思っていたがそれも誤算。
思っているより登りが多いし長い。
それだけ疲弊しているんだろう。
この「蕨山」も、かつてはここを過ぎれば全部走って下れる目標だったのに。
この先を過ぎても走れない小登り多数。
思ってよりも時間がかかったのと疲弊したせいもあり、途中から水分が不足気味になったので、
節約しながら進んだのも悪循環したと思う。
最後には下りも走れなくなってしまい今日のシューズでは珍しく、シューズの中も痛くなってきた。
これではあまりよくないので、途中でエスケープすることに。
エスケープ先のコースもずっと下りが急で、最後にはホントに泣きたくなるほど
筋疲労の痛みを我慢しながら下りました。
えー、今日のコース設定や持参した水分などは、今の実力からすると「失敗」でした。
でも、ここから自分の現状を痛感することができたのは大きな学びでした。
今年から怠けた身体を改造すべく努力を続けていますが、
現状ではかつての状態からは程遠いんだなぁというのも把握できました。
悲しんではいません。
今のまま人生を終える気なんてサラサラありませんから。
あくまで誰かが決めた価値観に引っ張られることはありませんが、
自分のペースで、自分が自信を持てる人になれるよう努力を続けていきます。
もう伸びしろしかありませんから(笑)
Iさんもありがとう。
懲りずにまた付き合ってください。
オツカレー!