こんにちは、JUNです。
9月上旬、今年最後になるであろう北アルプスに行って来ました。
今年の夏は天候に恵まれず、どんよりとした天気が多かった様に思う。今年こそは何度か北アルプスに行き、槍ヶ岳や劒岳とか、色んな山に行きたかったのに。せっかくの連休もグズついた天気に、家でダラダラしていた事も多かった。全く残念な夏に終わった。
しかーし!その最後に今回、3日間を通して今年最高の晴天に恵まれた山行を楽しむ事が出来ました!
いやー、もう最高の天気でした!
メンバーはいつもの山仲間のMMA渋井さん、富山から今回お初となるK田さんと、ワタクシの3人で。
K田さんは途中の常念小屋からの合流となるので、1日目の山行は渋井さんとの2人旅。
さて、当日1時半に起きて駐車場とバスターミナルのある長野県松本市に向かう。一応、4時間位は仮眠できた。
駐車場はバスターミナル目の前のタイムズへ。結局3日間で3600円位でした。5000円を超えると思ってたので良かった(ホッ)
5:30、松本から満員のバスに揺られ目指すは上高地。予定では1:30のところ、手前の大正池などで下車する人も多く、結局は2時間近くかかって着いたのは7:25頃だった。
一年ぶりに来た上高地。まさに山岳リゾートの雰囲気にテンションが上がる!足早に渋井さんとの合流地点へ。
上高地からの穂高連峰。
昨年登った焼岳。
渋井さんは前日から上高地に入りキャンプ場のキャビンで前泊という贅沢旅。
無事に合流するも休む間も無く先へ進む。今日の行程は少し忙しいのだ。
上高地から横尾までは林道っぽい道。スタスタと進む。
とは言ってもここは上高地。そこから見える景色も素晴らしいのだ。ただスタスタ歩いているだけなのに清々しい気分になる。
ドンッと明神岳。
明神館。
徳沢。渋井さんがソフトクリームを食べだしたので、私も誘惑に負けました。
そして横尾。自販機が醸し出す、コーラの誘惑に負けました。エネルギーになるしな!
左奥に見えるのが前穂高岳と思われる。
さて、ここからが本番の山登り。コースタイム3時間30分の樹林帯の登り。
途中、槍見台という休憩箇所からは北アルプスらしい景色が見えだしテンションが上がる!
近頃はランニングもほとんどしていないのが災いし、最近の山登りではホントに息が切れる。昔のイメージでは今は登れないのが悲しい。息が苦しいと楽しさも半減してしまいなんだかなぁな山が続いていたこの頃。。
なので今回は息が切れないペースでゆっくり登る事にした。幸い道は足場がしっかりしていて登りやすい。
ただ、ゆっくりゆっくり登っている感じが、なんだか始めて出たキタタンの姫次への登りを思い出したよ。コースは全然違うけど、トレイルランを始めたばかりの懐かしい感じを思い出した。
そして、息が切れないで登るだけで色々な山登りの辛さが消えてなくなる。最近感じていた山へ登ることへの不安というか、このまま老いていくと楽しく登れないんじゃないか?なんて考えることもあったけど、今回のペースでは自然を噛みしめ、会話も楽しみつつ、山の楽しさを再認識することができました。
そんな感じで登りつつ、ようやく森林限界を越えました。やっと楽しみにしていた稜線歩きが始まると思うともう嬉しさが溢れてきて、周りに自分たちだけだった事もあり「フゥーッ!」というパリピさながらの声を上げてしまうほどのテンション。完全に浮かれてます。イヤしかし、我らの合言葉は油断大敵。無理せず安全に進むのは忘れません。
稜線からは穂高連峰から槍ヶ岳が正面にドドンッと見えて、この迫力はこの角度ならではだと思いました。ただこの後すぐに雲が出てきて槍ヶ岳をはじめとする山頂が雲に隠れてしまいました。もう真昼になるので仕方がない。また明日以降に期待です。
そして、少し振り返ると今まで歩いてきた上高地の平地があんなに遠く下に見えています。人間の足はすごいなぁ。。
これから歩く稜線のなだらかさ♪
蝶槍。
なだらかな稜線が終わり一旦高度を下げます。もういいよという位の200mくらい下がります。高度が下がり樹林帯に入るとグッと暑くなりますね。
2,3度アップダウンを繰り返し、本日のメインの日本百名山【常念岳】が見えてきました。
ドドドンッ!
常念岳の手前まで来ました。なんて迫力のある登りなんでしょう!カッコイイ!!そんな悠長な事を言っていられるのもココまででした。。
岩が大きい!段差が高い!浮石多い!のなんて登りずらい道なんでしょう?っていうかこれは道って感じではないですね。
そのせいでココの登りは辛いツライ。。。結構登ってるのになかなか高度が高くならないし、いつまで経っても山頂が近づいて来ない。過去でもトップクラスの苦しんだ登りとなりました。
コースタイムは1:15とあるのですが、標準的なペースの方は絶対にそんなタイムでは登れません。だいぶ時間がかかってしまいました。。
そして、ついに待ち焦がれた常念岳山頂に到着!!
ここでもパリピばりのヒューをあげるも、ハズイので声小さめ。周りには誰もいませんがね。
さぁ、あとは下りですよ。ただ時間がかかり過ぎてしまい、日没が近づいてきた。
こちらはガレガレで九十九折の道を延々と下ります。途中から小屋が見えますが、九十九折だしガレガレでペースは上がらないのでなかなか近づきません。
太陽は山に隠れてしまいました。まだ明るいですが暗くなるまであと僅かでした。あぶない。。
ようやく常念小屋に到着!!
ここでK田さんと合流し初めまして。暗くなる前にテントを張り今日の行動をなんとか終える事が出来ました。
長くて疲れたけど、北アルプスを満喫できるコースだったので楽しかった。
今日の疲れはテント泊でとれるのだろうか?そんな明日への期待と不安を胸にテント泊が始まるのでした。
つづく。。