元旦に下山して以来、5か月ぶりに南アルプス・仙丈ヶ岳に行ってきました。
TJARのコースでもある地蔵尾根から、12kmD+2,200m。
スタートの柏木集落には登山者用の駐車スペースがあり、6台ぐらい停めることができます。
6時半頃着きましたがほぼいっぱい、ギリギリ停めることができました。
スタートしてすぐに、下山してくる登山の方が1人。
1,600m付近で1人、2,100m付近で2人登山の方を追い越します。
地蔵尾根でこんなに登山の方に会ったのは初めてでビックリ。
やはり南アルプス林道が崩落のため歌宿までのバスが通っていないこともあるのでしょうか。
さらに2,400m付近で下山してくる登山の方1人、2,650m付近でTJARの試走をされている方1人を追い越すとようやく稜線へ。
仙丈ヶ岳はいつも素晴らしい姿を見せてくれます。
稜線も雪はなく風も穏やかで涼しいなかを進みます。
2,900m付近の最後の登りでようやく雪。
例年なら6月末ぐらいの感じで、1か月ほど早い感じ。
チェーンスパイクをつけなくても登ることができ、仙丈小屋への分岐を過ぎて頂上へ。
頂上には同じく地蔵尾根からという登山の方が1人。
久しぶりの3,000mオーバーの世界、北岳、甲斐駒、大仙丈方面の景色が本当に素晴らしい。
今回はトルデジアン装備/ペースで3時間20分で到着、
やはりファストパッキング装備とはスピードが1レベル違う感じ。
下りも淡々と降り、2時間25分で駐車場に到着。
帰りは1,900m付近から林道をつないで走るとやっぱり早い。
地蔵尾根は知っている方からするとTJARのイメージが強いと思いますが、
山旅、トレーニングとしてすごく好きなコースです。
ここ3、4年で下の方は林道がかなり増えたり、看板が立ったりしましたが、
静かな森の中を進みつつ高度を上げ、2,000m付近からは本格的なアルプスの登山道へ。
急登や倒木、トラバースを繰り返しながらさらに高度を上げていき、
正面にチラチラと見え隠れする仙丈ヶ岳が、少しずつ、少しずつ大きくなってきます。
南アルプスは森林限界が高いので、2,700mでやっと稜線に出ますが、一気に世界が変わるのがまた楽しい。
仙丈ヶ岳は、北沢峠や大仙丈、北岳方面からの写真がガイドブックなどに良く出ていますが、
地蔵尾根からの仙丈ヶ岳の姿が、まさに南アルプスの女王、じゃないかと思ってます。
コースタイム9時間、水場が少なく日帰りはエキスパートの世界かもしれませんが、
仙丈小屋に泊まりがてら1泊2日がオススメです。
今年の夏は、山は水不足かもしれません。
仙丈小屋は例年8月前半に水場が枯れるので、特に本戦で小屋を使えない時間に通過する方は要注意かも。
(熊ノ平小屋までの水を、地蔵尾根の林道で汲んでいくことになりますね。長い…)
おそらく来週再来週あたりは試走の方で、普段は静かな尾根が賑わいそうです。
今年は1ファンとして、応援してます。