2日目はポン=サン=マルタン~ニエル、41km。
この区間は7ステージの中で一番時間がかかります。
特にコーダ小屋からニエルの間は小さなアップダウンや岩場の歩きにくいところがたくさんあり、地図やGPSデータでは分からないキツさがあります。
コーダ小屋まではD+2200m、その後コーダ小屋は標高2280m、ニエルは1550mなのにD+2000mという恐ろしい区間です。
次の日のことを考えてステージ4ゴールのグレッソネイまでは行かず、ニエルのLa Grubaという宿を予約。
6時半にスタート、まずは標高800mの小ピークへD+400m、森の中を進みます。
標高が低いので暑く早速汗が出ます。
ピークにはちょっとした岩場もあり、高度感があります。
いったんperlozという街までD-300m。
橋を渡るとD+1800mの始まりです。
ここの登りはかなり急で、道路がトラバースしている横を直登していきます。
1850m付近でようやくコーダ小屋の標識。
ここには5台ほどの駐車スペースあり。
2000mまで上がると緩やかになり、2200mの稜線まであと少し。途中雪渓もあり。
稜線に上がって10分ほどでコーダ小屋に到着。3時間10分とまずまず。
到着時はちょうどガスガス。水とクッキーを補給。
コーダ小屋を出てカールに下り始めると、Monte Marsが目の前に大迫力。
ここから2000m前後のアップダウンの始まりです。
この日は土曜日ということもあってかけっこうトレッカーの方がいました。
途中ダムのような池も通ります。
このあたりで同じくTORのトレーニングという方に追いつき、この後しばらく抜きつ抜かれつを繰り返しました。
去年はまだ工事中だったバルマ小屋はオープンしていてメチャクチャキレイ!
思わずチェストナッツケーキを食べてしまいました。
そしてなんとここのご主人は今夜泊まるニエルの宿も切り盛りされているとのことで、また後で、とのこと。
車で移動するとは言ってましたがスゴイです。
しばらく進むと大粒の雨が降り出し雷も、あっという間にザーザー降りになりレイン投入。
この区間は岩がとても滑りやすく、かなりペースが落ちました。
それでもコルデラベッキアを過ぎるとあっという間に青空、明日進む方面の山々が絶景。
ニエルへの下りはかなり急で、草が茂っていて岩が滑りやすいので時間がかかります。
コースの中でここだけが唯一手入れされていない区間かも。
雨に濡れた草でビショビショになるのでレインが脱げないままニエルへゴール。
6時間40分、この区間はカラダが元気でもタイムが縮まらないことが分かり逆に安心。本番もこの区間はボチボチ行こう。
パルマ小屋のご主人にチェックインしてもらい部屋へ。
キレイで広めのシャワーブース、アメニティも揃っていて、ベッドは2段ベッドだけど日本の山小屋ではあり得ないクオリティ。
ここは車でもギリギリ来られるので、トレッカーが3割で残りの7割はここの食事と泊まりを楽しみに来ているよう。
そして夕食がスゴイ! 色々な種類から選べるので、ポレンタとステーキをチョイス。いやー旨い。
そして追加オーダーでチーズの盛り合わせ、これはスゴすぎ、チーズ勢揃い。もちろん赤ワイン。
6月からレースまで禁酒中ですが今日だけはもちろん飲みます。
そしてデザートも何種類かありアイスをチョイス。これがまたオシャレ。
席はガラス張りのテラスで後ろを振り返るとカッコ良い山々。
ちなみに写真は20時15分に撮ったもの、ものすごく明るいです、まだライトいりません。
1日目の記事を書いて22時に就寝、明日も長丁場の1日になりそう。