こんにちは、藤岡です。連休終わっちゃいまいました。
さて先日の投稿でも触れましたが、お腹にいる赤ちゃんさえも参加し完走するトレイルランニング。サン・マウンテンではちびっ子が走る1キロの部も大盛況でした。
以前は平均年齢が比較的高かったトレイルランニングも、こうして裾野が広がっていくにつれてジェフ・ローズ(Geoff Roes)が言うとおり平均年齢が下がっているようですし、こちらの記事にもある通りトップランナーの年齢も下がってきているようです。
私が今年参加したレースでも10代のランナーが度々上位でゴールしていました。特に2月のオーカス島50キロで去年に引き続き優勝したオレゴン州出身のアンドリュー・ミラー(Andrew Miller)は、昨年17歳で同レースを優勝したことでアメリカ国内で一躍その名が知れ渡りました。
アンドリューはサロモンのスポンサーを受けており、将来国際レベルでトップを競えるランナーとして4月に世界中の若い有望ランナーと一緒にイタリアでトレーニングをしていたそうです。その時のカッコイイ動画がこちら。(35秒くらいから走りながら一人ひとり自己紹介するシーンがありますが、三番目がアンドリューです。)
下の動画は今年のオーカス島50キロのビデオ。2分20秒あたりでインタビューに答えている人、2分47秒ごろのスタートシーンでスタートと同時に先頭に飛び出しているランナーがアンドリューです。むっちりとした下半身が印象的でした。(ちなみに私もこの動画にちらほら出てきます。)
他のスポーツ同様、トレイルランニングにおいても世界のトップで活躍する選手は、必要とされる体力と技術のうち特に技術の面で、育った環境が重要と言われています。ピレネー出身のキリアン・ジョルネや、ネパール出身のダワ・シェルパなどが下りで速いのは、やはり小さな頃から山に親しんでいたことが大きいようです。
確かに、年をとってから技術を頭で覚えようとするより、若い頃から体で技術を吸収するほうがよいのは想像に難くありません。
となると、私の様なおっさんランナーはどんどん太刀打ちできなくなって夢も希望もないかというと、必ずしもそんなことはありません。ある調査によるとやはり若い年齢のランナーのほうがピークは高いのですが、30代や40代で走り始めた人でも、練習を継続的に続ければ若いランナーと同じようにしばらくは右肩上がりの成長曲線を描き、4年程度でピークを迎え、やがてゆっくりとパフォーマンスを落としていきます。つまり早く競技を始めても遅く始めてもある程度伸びしろはあるし、若いランナーと同じくらいの期間競技生活を楽しめるはず。
ということで、まだ速くなれることを信じて、おっちゃんは今日もトレーニングに行ってきます。
1 コメント
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