今年に入ってコロナウィルスの感染者が拡大してから人が集まることが大きく制限されていましたが、夏に入ってから感染が限定的な地域から段階的に制限が解除され、場所によってはトレイルランニングのイベントも再開されてきています。
私も7月25日に久々のレースとなるElkhorn Crest 50を楽しんできました。Elkhorn Crestというレースと私のランについては別のブログに書いたのでそちらを見ていただくとして、こちらではコロナ禍の中でどのような対策が講じられていたかを記しておきたいと思います。
レースが開催されたオレゴン州ベーカーシティ郡は、レース日時点で州が定めたコロナウィルスの制限解除のフェーズ2という段階にありました。フェーズ2では100人以下での集まりが認められています。Elkhorn Crest 50では50マイル部門と50キロの部門があり、スタート時間をずらしてそれぞれのレースが100人以下の規模で行われました。
参加者に対してはレース一週間前から体温を計測し、もし体調が悪いようであれば会場に来ないこと、またスタート地点には観戦者を連れずに一人でくるように主催者から要請がありました。また人が集まるチェックイン会場やスタート・ゴールおよびエイドステーションでは鼻と口を覆うよう指示がありました。加えてチェックイン時には体温のチェックがありました。
チェックイン会場からスタート地点まではバス移動でしたが、バスに乗り込む時に運転手から名前と電話番号を記入するよう指示されました。もし後日感染者が現れた時に、どのバスに乗っていたかを後で追跡できるようにするためですね。
スタート地点ではご覧のようにバフなどで顔を覆ってスタート。ただ、すぐに集団はバラけるので、みんな間もなく覆いを外して走ります。
エイドステーションに入るときにはマスクをする必要があります。食べ物も自分で直接取ることはできず、マスクと手袋をしたボランティアの方に必要なものを伝えて、水などなら注いでもらい食べ物なら机の上においてもらってそれを受け取る形になります。できるだけ直接的な接触を避けるためですね。エイドステーションの品揃えはいつもどおりで、何の不自由も無かったです。
エイドステーションの運営に関しては事前に動画も公開されていました。動画からも感染に注意しながらレースを楽しみましょうというトーンが伝わってきます。
コロナ禍のレースではスタートやフィニッシュ、エイドステーションなどでは多少いつもと異なる振る舞いが要求されたものの、レース中は基本的に単独走でいつもどおり走れて私はストレスを感じることはありませんでした。やっぱりリアルなレースは楽しいです。