もう4月も終わりに近づいていますが、今だ雨が続くシアトル近辺。ニュースによれば2月〜3月のシアトルは記録的な降水量だったとのこと。流石に雨に飽きてきました。
一方、高くそびえるカスケード山脈に湿った空気の侵入を遮られるワシントン州の東側はいつも好天。緑の多いシアトル周辺からは想像できないような乾いた土地が広がります。トレイルの趣もオーカス島やチャカナットなど西側のそれとは大きく異なっています。今回はそんなカスケード山の向こう側を少し紹介したいと思います。
つい先日ボランティアに行ってきたレインシャドウ・ランニング主催のレース、ヤキマ・スカイライン50キロはヤキマ峡谷が開催地です。4月にもかかわらず暑い日になることが多く、活動をはじめたガラガラヘビの目撃談を耳にすることもしばしば。
高い木が生えず荒涼とした丘陵が続き、遠くまで見渡せるのが特徴です。谷が深く高低差の大きいトレイルはかなりテクニカルで、私は一度も転ばずに走れたことがありません。
さてヤキマから南下してオレゴンとの州境、コロンビア川近くまでやってくると、毎年3月に行われる100マイルレースの舞台になっているバッジャー山があります。こちらは町からすぐの気軽な低山で勾配も比較的緩やか。トレイルもよく整備されていて走りやすいです。
周辺にも高い山はなく、なだらかな丘が続いています。この辺りはヤキマ(Yakima)やワラワラ(Walla Walla)と並ぶワシントン州ワインの産地で、麓にはぶどう畑が広がり風光明媚です。
ワシントン州東部はこれから先どんどん気温が上がってきます。シアトルから車で3時間前後かかるのでちょっと遠いですが、暑いウェスタン・ステイツの対策に、近々また行ってこようと思います。
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[…] 6月のレースから逆算して年間プランを練り、怪我に気をつけながら、暑さ対策に内陸へ赴いたり、レースの一ヶ月前にはトレーニング・ランに参加したりと、一介のランナーにできる範囲での準備をしてきた。 […]