人間の運動能力の限界を支配するのは身体ではなく脳であるという説がある。
たとえば1,000mを全力疾走すると、ある地点から辛くなって疲れを感じる。その疲労感は筋肉ではなく脳からきているという。脳は自らを守ろうとする働きによって、疲労したボロボロの状態で走ることを避けるよう脳に指示を送る。そのせいで人間は疲労を感じる。こういったメカニズムのおかげで通常、ぶっ倒れるまで走ることはないという。
つまり、今にもぶっ倒れそうなほど疲れていたとしても、実際には運動能力の限界からはほど遠いということである。自分の脳に騙されてはいけない。疲労に屈してあきらめてはいけない。
ON THE TRAIL
疲れるのは脳
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