先週末は今シーズン発の北アルプスへ。
1日目:三股駐車場→蝶ヶ岳→横尾→槍ヶ岳→三俣山荘、9時間半
2日目:三俣山荘→槍ヶ岳→大天井岳→常念岳→三股駐車場、10時間半
1日目は三股駐車場を7時15分にスタート、三股駐車場は直前が崖崩れで通行止めのため手前の第二駐車場に駐めることになります。
台風の影響で小雨が降り風もときおり吹くなか駐車場から2時間弱で到着、稜線は風速10m/sオーバーでかなり厳しいコンディション。
大天井岳・東鎌尾根経由の槍ヶ岳はやめ、横尾にいったん降りることに。
蝶ヶ岳から横尾の下りは樹林帯のトレイルを小石や岩が埋め尽くしていて、距離はたった3kmなのにとても時間がかかります。
横尾に降りるとやはりトレッカーは少ない。小雨がふるなか槍沢ロッジ方面に向かいます。
槍沢ロッジには韓国から来られた方がたくさんいてビックリ、この後槍ヶ岳へのトレイルでもたくさんの韓国の方にお会いしました。
残念ながら標高を上げても槍はガスのなか、槍沢の雪渓はかなり融けていて雪渓歩きは無し。
途中からはレインウェアを羽織り、肌寒い中槍ヶ岳山荘に到着、夏休みとは思えない人の少なさ。
ここで今シーズン初めての日本アルプス山小屋カレー! 疲れが吹っ飛びます。
2分でたいらげ西鎌尾根へ。ここで天気が悪ければいったん新穂高に下山しようと思っていましたが、
千丈乗越でガスが晴れそうだったのでそのまま双六小屋へ。
少しずつガスが晴れてきて、向かいの弓折岳がくっきりと見えてきます。
ここで今年TJARに出場される垣内さんにパッタリ、直前まで試走、さすがですね。
双六小屋に近づくと鷲羽岳もキレイに見えるようになり、槍ヶ岳から1時間50分で到着。
ショートストップで双六岳に向かうと途中でNHKの撮影スタッフの方にもパッタリ、本戦前に小屋へ挨拶に回られているとのこと。
双六岳からは弓折岳側の景色がすばらしい。
稜線ルートを進み三俣蓮華岳へ、山頂からの景色がすばらしい。
そして三俣山荘へ、小屋に到着してカップラーメンを食べていると、2014年TJAR出場の山本さんともパッタリ。
TJ談義に花が咲きました。そして今日初めての槍ヶ岳も。
毎度のストックシェルターを張ると向こうには鷲羽岳、この絵もなかなか面白い。
今日も食事はもちろんビバークレーション。今日は乾燥ほうれん草をトッピング。
この抜群の軽さと栄養バランスが本当に最高。そして大豆ミートと同じくほうれん草をトッピングしたコーンスープ。
食後はさっと就寝、暖かくてシェルター内は15℃、快適。
一度24時くらいに目が覚めると月がキレイ。
そして翌日、3時に目が覚めるとさすがにシェルター内は9度と寒い、結露もすごい。
手早くビバークレーションとスープを食べて4時前に出発、暖かく双六小屋へ向かう途中で早くもノースリーブ・ショートパンツ。
双六小屋からは毎度のファストパッキングペースのTTで槍ヶ岳山荘には1時間55分で到着、まずまず。
写真を撮ってすぐに東鎌尾根へ。
まだ時間が早いのでけっこう東鎌方面から登ってくる人がいる。
ヒュッテ大槍でドリンク補給と小休憩。
東鎌尾根は木や金属のハシゴ、急坂が何度も続きます。
槍ヶ岳からだと西岳の手前までは下りなのですが、下りの方がかなり気を遣います。
初めての方は西岳からのルートをオススメします。
西岳山荘でドリンクを補給後大天井へ。
日射しが暑くドリンクの消費が激しいものの淡々とペースを刻み大天荘へ。
ドリンクをさらに補給して大天井岳を往復。すばらしい景色。
常念小屋までは1時間かからず、小屋でカップメンを食べ小休止。
ここでお会いした新潟のトレイルランナーの方3人と三股への分岐まで話をしながら進むことに、楽しい時間。
分岐から駐車場までも淡々と下り1時間40分で駐車場着。
久しぶりのファストパッキング終了。
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そして今週は乗鞍岳へ。今週はTOR装備で、登りは登山道を歩き、下りはロードを走る練習。
三本滝駐車場から登山道を淡々と進み、肩の小屋には1時間45分。
1日目はすごい人だったので山頂は踏まずに、畳平へ移動し乗鞍スカイラインをロードで下る。
平湯のキャンプ場まで18.5km、D-1,400mをキロ4分20秒でまぁまぁのペース。
平湯から畳平への登山道は急! 約9kmでD+1,400mだけど登りがかなりえげつない。
畳平に戻ったのは16時半頃だったのでそのまま乗鞍エコーラインをロードで下る。
三本滝駐車場まで13.5km、D-980mをキロ4分45秒と最低限のペースを死守。
今日も同じく肩の小屋まで上がり、時間が早かったので人も少なめで山頂へ。絶景!
畳平へ移動してドリンクを補給後エコーラインを下って今日は短めに終了。
ファストパッキング、登りの早歩き、下りの走りをうまく組み合わせて練習できている実感があります。
そして、なんというかこの自由なスタイルが本当にいいです、泊まりのスタイルと走るスタイルを両方できると、本当に山が面白いです。
あと1か月ちょっと、練習の強度は維持しつつ、少しずつ量を減らして調整していきます。