2024年の東海自然歩道ファストパッキングは2023年の続き、岐阜県関ヶ原から。
1日目は三重県北勢町まで約62km、D±2,200m、約10時間。
9時過ぎに関ヶ原の烽火場跡付近をスタート。
トレイルと農道を進むと早速笹尾山・石田三成陣跡。
今日は戦国時代の史蹟巡りになりそう。
ロードを進むと右斜め前に伊吹山が見えます。
エコミュージアム関ヶ原のところで左に曲がり伊吹山は見えなくなります、そこそこ道標があります。
この後は、トレイルや林道をつなぎ、ロードばっかりかと思いきや結構楽しめます。
いったんロードをつなぐと松尾山の登山口。松尾山城跡・小早川秀秋陣です。
松尾山山頂までは道も整備されていてそこそこ緩やか、荷物が重くなければ走れるかなというところ。
松尾山山頂は景色がいいです。ここが陣地に選ばれた理由が分かります。
気持ちいいトレイルを下っていくとロードに出ます。
太陽が出ているもののそれほど暑くはなく、風も通るなかを進みファミマで休憩します。
ロードを進み、農道からトレイルに入るあたりから獣除けの柵が多くなります。
この後は枝が多く落ちた荒れ気味の里山トレイルと、獣除けの柵が何度も繰り返し出てきます。
要所要所で公衆トイレやベンチが整備されているのでホッと一息つきます。
道標や黄色の「東海自然歩道コース」のような看板があり、
GPSデータや地図無しとまではいかなくとも、そこそこ親切です。
フェンスの横の細いトレイルを進むことも多く、枝が多いのでスピードは控えめです。
フェンスは、民家と山のちょうど境界ギリギリに設置されていることが多く、
数百メートル進んでは獣除けのフェンスを開けて閉める、というのを繰り返します。
養老公園は基本ロードですが、
地味に登りもあったりして荷物も重めなので走ったり歩いたり。
養老公園を過ぎても民家の隣のフェンスに仕切られたトレイルを進みます。
地味に急なアップダウンもあり、トレイルが踏まれていない分やわらかく脚を使います。
途中でコースを外れミニストップに立ち寄り行動食を購入。
ここから数時間は補給場所が無いのでかなり多めに。
本来であれば廃止されているため養老山経由で稜線を行くようなのですが、クラシックルートで川原越へ。
いやキツイ…。木段、木段…。しかも斜度40度、50度当たり前。
距離や累積標高には出てこないえげつなさがあります。
東海自然歩道は基本これが多いです。トレイルも枝が大量に積もっていて歩きにくいです。
川原越へようやく到着して岐阜県は終了、三重県に入ります。
川原越付近は伐採が入った跡の人工林、愛知県以降の東海自然歩道はこういうのが多いです。
引き続き荒れたトレイルを下り、ようやくロードに出ると夕陽が射します。
メガソーラーの脇の農道に、緑色の東海自然歩道の看板。
三重県はこのメガソーラーと東海自然歩道の組み合わせが多かった。
国道沿いのロードを進むと「INABASE」の横を通ります。
民家の間のロードを進むと、三岐鉄道三岐線の西藤原駅を通ります。
明日は鈴鹿付近までコンビニが無いので、
西野尻駅を過ぎたところでコースを外れスーパー・マックスバリュに立ち寄り夕食と朝食を購入。
少し進んだビバーク適地ポイントで1日目は終了。
地味に荒れたトレイルにやられましたが、久しぶりのファストパッキングを楽しめました。