今日は天気のいい北側ということで大雪山御鉢平を周回。
最後は笹漕ぎ、ハイマツ漕ぎの無いトレランです。
急に秋が訪れ標高1000mでなんと気温は9℃!
アーム/カーフウォーマーで、愛山渓温泉を6時過ぎにスタート。
沼ノ平まではウェットなトレイル、水たまりの連続です。

9℃!

トレイルは水たまり
永山岳に近づくにつれガスが晴れていき、トレイルもドライに。
風が吹くと少し寒いぐらいで手袋も。
登山の方はちらほら。静かに高度を上げ、2000mオーバーへ。

ガスが晴れ薄日

永山岳
御鉢の稜線に着くと徐々に絶景が。
北鎮岳まではいったん快適に下って、けっこう急な登り。
左側には愛別岳が雲海の上。急峻。

比布岳

振り返ると

雲海の上の愛別岳
北鎮岳に来ると少し日も射し御鉢がキレイに見えます。
ここから黒岳石室までは快適なトレラン。
黒岳方面から御鉢目指して歩いてくる方がやはり多いです。
黒岳石室では山岳ガイドさんのご一行も。
テン場は既に何張かありました。
白雲岳避難小屋かここにテントを張りファストパッキングも良さそうです。

北鎮岳

御鉢

黒岳石室
黒岳をピストンして北海岳方面へ。
沢を何度か越えます、雪解け水がまだ豊富。
雪渓もしっかり残ってます。
逆側からの御鉢も素晴らしいです。
北海岳までの登りは全走り、けっこう急ですが絶景で元気をもらいます。
今日は白雲岳方面もガスは無し、先週縦走したトムラウシ山や遠くには十勝岳も見えました。

雪解け水

雪渓

黒岳方面を振り返ると

御鉢が素晴らしい
間宮岳までも全走り、右手の御鉢、左手の十勝岳方面、正面の旭岳と本当に素晴らしい。
今日は旭岳はパスして中岳分岐から下山。
中岳温泉の野天では浸かっている人もちらほら。
摺合平のおだやかな景色もいいです。

素晴らしい

中岳の野天温泉

摺合平

木道も多いです
あとはドロドロ、水たまりのトレイルをひたすら下ります。
北海道のトレイルはこのパターンが本当に多いです。
CT17時間のところ6時間45分、下りが稼げないのと写真撮ったりしてなので十分。
これで1週間の山巡りの旅は終了。
今回は、大雪山系、日高山脈を時計回りに回りながら、
天気が悪くなければ山に登る計画でいきました。
5日 当初:旭岳~双子池 実際:旭岳~トムラウシ山(雨)
6日 当初:双子池~富良野岳 実際:トムラウシ山~十勝岳
7日 当初:休みor黒岳 実際:ニペソツ山
8日 当初:ニペソツ山 実際:カムイエクウチカウシ山
9日 当初:カムイエクウチカウシ山 実際:幌尻岳
10日 当初:ペテカリ岳 実際:休み(雨)
11日 当初:幌尻岳 実際:芦別岳
12日 当初:夕張岳or芦別岳 実際:御鉢平
前半は台風の影響で気温が高く、北側の方が天気がイマイチだったため、カムエク、幌尻を前倒し。
5日連続でしかも長時間行動はけっこうしんどかったです…
後半は秋雨前線の影響で急に秋になり、南側の天気がイマイチだったため、急遽北側の山にシフト。
結果5日と10日以外はほとんど雨にも降られず、快晴ではなかったものの山を楽しめました。
唯一の心残りは、遙かなる山、ペテカリ岳に登れなかったこと。
ペテカリ岳は襟裳側まで回る必要があり、
車での未舗装の林道も長いことからアクセスがかなり大変。
しかも藪漕ぎで時間がかかるため、雨の降った木曜日ピンポイントで、近くに宿をとっていたのですが叶いませんでした。
(行けなくはなかったのですが、時間・体力・移動ともかなり無理が必要だったため、今回は余裕を見てパスしました。)
また次回の宿題です。
今頃本当なら、イタリアでTor des Glaciersがスタートしてしばらくたった頃でした。
また来年以降、様子を見ながらイタリアに行ければTORへ、
難しければ北海道か東北へ、山旅をまた来年も楽しみたいと思っています。