年末恒例になりつつあるベストギア・ウェア。
2020年「発売」にはこだわらず、私がこの1年初めて手にしたもの中からチョイスしています。
今年は春にファストパッキングできなかったので、「ギア」は少なめですがその分シューズやウェア等を。
■シューズ(トレイル)
INOV-8 TERRAULTRA G 270
これまでは同じくINOV-8のTERRACLAW 220やTERRAULTRA G 260を履いていましたが、
このモデルは特にTERRAULTRA G 260に比べて走行性能が格段に上がっています。
走り出しの感覚が全く違い、260よりも少しソールが固めなこともあってスピードが出ます。
カタログなどの写真よりも実物のソールは薄目で接地感覚も良く、
260よりも格段に滑りにくくなったソールで、長い距離だけでなく短い距離でも足が進む感じがします。
260は自然さはあったのですがスピードが出にくい感じがあったので、
この270は本当にしっくり来るモデルでした。
ゼロドロップなのも長距離向きです。
■シューズ(ロード)
ALTRA ESCALANTE RACER BOSTON 2020
普段通勤はロードバイクなのですが、雨の日は今まで電車に乗っていました。
今年は春以降電車にほとんど乗らなくなり、その分通勤ランが増えたので、
久しぶりにロードのシューズを探してこれにしました。
これと、Vibram Five FingersのSEEYA LSを交互に履いています。
これもゼロドロップなのですが、スピードを出そうと思えばかなり自然に速く走れてしまうので、
スピードを出しすぎないようにフォームに気を付けながら走っています。
デザインも◎。
■ベースレイヤー上下
MMA POLARTEC®︎ Power Wool Jogger
MMA POLARTEC®︎ Power Wool Neck Warm Tee
https://tmrc.tokyo/collections/all-items
2020年の最後の最後に、素晴らしいウェアが出てきました。
既に売り切れてますが、この記事を書いている時点ではまだクルーネックは残っているようです。
Power Woolのウェアというのは日本ではなかなか手に入りません。
私もMMAの渋井さんからお声がけいただくまでは知らなかったのですが、
行動着としてのクオリティが本当に高いです。
昨日今日は厳冬期に近い低温の鳳凰三山でベースレイヤーとして試してきましたが、
ハイクアップ時は汗をかいてもすぐに乾き汗冷えしにくく、
オーバーヒートもせずほどよい保温性です。
特にパンツの出来が本当に秀逸で、HPの写真だと少し「モタっと」している感じがあるのですが、
実物は全くそんなことはなく、履いてみると驚くほど気持ちよくフィットします。
生地が余っている感覚もほとんどなく、タイツのように膝が固定されないのでとても動きやすいです。
腰の紐が表側にあるので調節もしやすく、ユーザー目線のつくりになっていると思います。
他社のメリノウールのベースレイヤーは上下ともタイトなモデルが多く、
長時間行動では「動きにくいなぁ」と感じることも多かったのですが、
これは本当に程よい「ゆったりさ」で、動きやすさと保温性・調湿性・速乾性のバランスが高次元で調和されています。
トレラン時はクルーネックがちょうど良く、ネックウォーマーやヘッドウェアと合わせて着ています。
「行動着」として、秋冬に重宝するアイテムになりそうです。
■インナーウェア
BODY TOUGHNESS 3Dファーストレイヤーショートスリーブクルーネックシャツ
おたふく手袋さんが作られているこれ、関西のTJAR戦士の方からご紹介いただいたのですが、
コストパフォーマンスが抜群です。
finetrackと比較すると少し保温性が高いので、春・秋に重宝しています。
ノースリーブもあるのですが、この半袖がアームウォーマーとの相性が良く、皮膚がほとんど露出しません。
半袖シャツ、アームウォーマー、カーフウォーマー、手袋、マルチバンダナの組み合わせで、
春・秋をメインに冬の里山までは気持ちよく走れます。
最近は寒いので通勤ランでも重宝していて、気兼ねなくハードユースできるのが◎です。
今日の時点ではこれぐらいなのですが、
この後確実に自分の中でヒットしそうと思っているのが、
■シューズ(冬用)
SCARPA Ribelle Tech 2.0 HD(ロストアローさんに問い合わせたところ日本入荷予定無し、取寄中)
■ソックス
R×L EVO-F
道具の進化についていけるように、
自分の心技体も磨かないと、ですね。