久しぶりに南ア南部へ。
土曜日は8時半に沼平をスタート。
天気はまずまず。
畑薙大吊橋を渡ります。
荷物は厳冬期フル装備に近い重さで慎重に。
やはりコロナになってからこのエリアは歩く人が少なくなっていて、
登山道が以前に比べて整備されていない感じです。特に小石が多い。
1号橋、3号橋はついに復活していました。
重機も入ったようで河原も少し整備されていました。
以前の吊り橋に比べてとても立派。
ウソッコ沢小屋を過ぎ、横窪峠から雪が出始めます。
ここでパッタリ知り合いに追いつきご挨拶。
横窪沢小屋への下りは凍結していてチェーンスパイク装着。
1,800mあたりから本格的に雪が出始めます。
先行者を1人パスし、まだ先に1人いるようで、
トレースをたどると途中ルートを外したようで無理やり直登したりとなかなかのえげつないルート。
2,300mあたりで降りてきて日帰りとのこと。
このあたりからチェーンスパイクでは厳しく冬靴とアイゼンに換装。
茶臼小屋には5時間で到着。
トレランシューズは小屋にデポして稜線へ。
天気はまずまず、風は弱く快適。
茶臼周辺は雪が少なめ。
上河内岳に近づくにつれ雪面になるも、
雪は締まっていてそれほど沈まず歩きやすい。
1人分のトレースもあるので助かります。
上河内岳の肩に着くとガスであまり何も見えず。
幸いトレースがまだあるので南岳へ。
少し風が強くなるも歩行には影響無し。
結局聖平の分岐まで1人分のトレースがありました。
聖平小屋には8時間半で到着。まずまず。
冬季小屋は雪で扉が動かず。明るいうちにテントを張ります。
マイナス2℃と快適なうちに設営完了。
ご飯はビバークレーションと、マサラ・ベース :速攻カレーの素。
水は多めで550mlぐらい、スープカレーのようにしていただきます。
味がしっかりついているので美味しいです。
カラダも温まってポカポカのままシュラフへ。
翌朝は5時過ぎに起床。
夜中から雪が降っていて20cmくらい積もった感じ。
天気が予報より良くないので聖岳には登らないことに。
ご飯を食べてパッキングして6時半に出発、来た道を戻ります。
聖平は昨日と別世界の雪原。
トレースは消えていてそこそこのラッセル。
最初はスノーシュー、傾斜がキツくなってからはアイゼン。
風は強くないのとそれほど視界は悪くないので、
GPSをちょくちょく確認しつつルート保持。
上河内岳に近づくとさすがに風が少し強い。
雪もそこそこ降っていてドンドン積もっていく。
上河内岳からの下りも昨日は雪が無かったところが一面雪原。
ひたすら進み茶臼小屋が見えたときはホッと一息。
4時間15分、まずまず。
下りもかなり雪が積もっていて、横窪沢小屋の少し手前までアイゼン。
トレランシューズとチェーンスパイクに換装しウソッコ沢小屋まで。
途中の階段とハシゴはなかなかのスリルでした…
ようやくみぞれっぽくなったものの、
結局沼平までずっと雪またはみぞれ。
8時間で到着。
4月初め、まだまだ南アは冬でした。
クロスオーバードームにしようか迷ったけど、
エスパースソロウィンターにして良かった。
今日も無事の下山に感謝。
1 コメント
やはり、長距離の時は冬靴は担いで行った方がトータルで体力温存できるんですね?塩見岳に冬期ゲート開く前に行くことを考えていた時に悩みました。(もうすぐ開くので多分待ちますが?)