TJAR2022選考会、今年もスタッフ。
毎年のことですが、選考会の内容に関わるものはありませんので悪しからず。
今年は59名が参加。
コロナ前、TJARがテレビで盛り上がったときに比べれば少し参加者数は落ち着いてきたでしょうか。
それでも本大会に出られるのは30名、日本の中でトレランレースとは一線を画す大会であることは間違いありません。
北沢峠のテン場は、長衛祭という開山祭をやっていたこともあり賑わっていました。
今年は南アの小屋も営業を再開するとのことで、
ようやくコロナ前の山に少しずつ戻りつつあります。
幕営チェックは、今年は前回よりも張れない人は少なかったものの、
やはり2~3割ぐらいの人は張れなかったり、張り慣れてなれていない印象。
特にストックシェルターの場合は、張る順序が大事なのですが、
張り慣れていない人はおおよそ一般的な順序とは異なることが大半。
また、細引き、ガイラインをものすごく長くつけている人が多く、
逆にテンションがかけられなかったり、引っ張りすぎてフロア面が宙に浮いてしまうケースが多かったです。
おそらく、YouTubeなりウェブサイトに、ストックシェルターの間違った張り方(細引きのつけ方)が載っていて、
それを真似しているような印象を受けました。
これは毎年なのですが、やはり1日目終盤に到着する人ほど張れない率が高くなります。
トレーニング量に、幕営スキルも比例するようです。
幕営は練習すれば必ずうまくなるので、山になかなか行けない方でも近所や自宅でぜひ練習してみてください。
全体的に選手の走力は上がっている印象、ただ装備はトレラン寄りの「最低ライン」にシフトしているように見え、
これでアルプスで長時間大荒れになったときにどれだけの人が耐えられるのか… というのは少し心配にもなりました。
特にグローブと、長袖上下がみなさん暴風雨仕様でないのと、予備のウェアを全くと言っていいほど持っていないのが気になりました…
1日目は晴れかと思いきや、15時ごろから19時ごろまでは時折かなり強く雨が降ったりして予想外にキツいコンディション。
夜間はテン場でも風が強く、ストックシェルターの方はウェットでの長時間滞在はなかなか大変だったと思います。
2日目は曇り時々晴れ。穏やかな日でした。
今年も同窓会のような雰囲気。
TJAR、KLTRの歴代の参加者やスタッフの方々が集い、
コロナ後本格的に多くの方とお会いできた貴重な機会となりました。
30名超の選考会通過者がいた場合は抽選。
こればかりは運を天に任せるのみ、選手のみなさんはなかなか気が気でないと思いますが、
本大会まで1か月半、トレーニング・調整が順調に進むことを祈ってます。