自分は廃墟マニアではありません(笑)その手のものは怖いもの見たさでも近寄りたくないもの。でも、TGG多摩川源流ぐるり(プライベートイベント)でよく紹介されるあの廃トラックとその荷台から生える木は見てみたいと思っていた。なにか廃◯◯というとマイナスのオーラなんだけど、あまりにも周りの自然に抱き込まれているというか、上手く表現できないんだけど、不気味さより、好奇心、周りとのコントラスト(逆にとけ込んでいる?)の美しさみたいなものに興味があった。分水嶺トレイル(奥秩父主脈稜)を縦走したいという山好きランナー仲間と、雪が積もる前の奥秩父に入る前に、ちょっと寄り道につき合ってもらいました。縦走の様子はMMAディレクターでもあるエディさん(リンクはここをクリック)の最新ブログで
トラックは2台ある。白沢峠と、そこから笠取山方面へ向かう斉木峠の林道脇である。この2台のトラックと笠取山にある廃工作機械と合わせて戦後の木材需要を支えていたであろうものが、自然の中で朽ちていく光景としてセットになるのかもしれない。
ネット上にあるトラックの写真は、新緑の頃や、緑が深い夏の写真が多いがこの秋の紅葉バージョンは見受けられない。これはちょっとした自慢かもしれません。トラックの荷台を突き抜けるように生えている後ろの木は山桜らしいが、その桜に染まったトラックの写真は探しても見当たらない。まあ、どうしてもというほどではないが、タイミングが合えばまた寄り道してみたいと思う。
左ハンドルなので、このトラックの車種が知りたくなり(どうでもいいことなんだけど、そこはおっさんになっても男の子、車とか乗り物類は知りたいんです)ネットで調べると、フォードという説とダッジ(クライスラー)という説があったが、自分が一番これではないかというのが、シボレー1 1/2t 説、ボンネットやその他のつくりはシボレー1/2tで、ダッジ説を有力にしているフロントのパーツ類は当時、中古市場に出回っていたものを流用したものという説。それでもフロントガラスのフレームが1枚と2枚で異なるので100%ではない。本当にどうでもいいことだ(笑)でも気になってしまう。
斉木林道を笠取山方面へ向かう。紅葉が美しく、時折、防火帯として伐採された尾根が気持ちがよく、林道を外れて歩いた。
斉木林道を等間隔に置かれている熊の糞に気をつけながら歩いていると、忽然と大きなトラックが姿を現す。
こちらはマニアの間では車種は判別しているらしい。GMC社のCCKW-353 軍用車量として連合軍全体で世界で80万台が走っていたらしい。それが払い下げとなってここで活躍していたのでしょう。白沢峠にある1/2トンよりもかなり大きい2.5トン車、しかも6輪駆動!6輪駆動ですよ、そこの奥さん!乗って行きませんか?とナンパされたらどうします?
しかも現役で動いている動画を見つけました(クリックはここ)
なんでもマニアっているんですね(笑)そうなりたくはないけど、でもその気持ちはちょっとわかる。そういう自分も山の中160kmも走ろうとするちょっと(かなり)おかしい人であることは自覚してますよ。
このブログを見て、行ってみたいと思った皆さん、とりあえず、まーくーにはお気をつけて。自分たちはなぜか「冬のリビエラ」を歌いながら歩きました(笑)