MMAでブログを書き始めて今週で1年になります。つたないブログを読んでくださってありがとうございます。
3年前にアメブロ(http://ameblo.jp/tackroadtrail/)で書き始めたきっかけは、ある時、お世話になった方に、近況報告やお礼の気持ちを書き綴ろうとしたら、全く書けない自分に愕然としたからです。普段、ビジネスでは英文、和文問わず、簡潔、説得力のあるメール文章やレポ-トを書くようにしています。それが仕事ですから。ですが、それは結局、自分の立場や会社の利益を代表するものであって、本当に一個人として素なものではないというごく当たり前の事実に気づきました。ですから、過去のアメブロや、このMMAでの1年間の記事も、それぞれのテ-マについて、自分の考えを素直に書いています。もちろん公開記事ですので、自分のプライベ-トの事はあまり多くは書けませんが、走ること、登ること、山のことに関してはストレ-トに書いている、そしてこれからもそうするつもりです。
アメブロ時代の「ハセツネ 後方からの視点」や、第1回UTMFを目指したときのブログは、今、読み返すとかなり恥ずかしい。消しちゃおうかな(笑) なにをそんなこと気にしてるんだよ、というのが読み返した今の感想です。100マイルを何度か経験するうちに、良い意味で、気にすべきこと、気にしてもどうにもならないこと、あるいは事が起こった場合の対処法をおぼえたからだと思います。夏山縦走、厳冬期の雪山、OMM、クライミングまでその行動範囲を広げて、その志向が変わってきているのは事実ですが、走ること自体への興味や、感じる充実感はなんらかわっていません。むしろ競技よりも興味に純粋になってきている分、自分の原点である走ること自体の喜びは増してきているかもしれません。体重も増加傾向ですが…
1年を振り返る意味で、秋以降に走ったものから、とても気に入っている写真を2枚ほど紹介します。
T.D.T 100 ( Tour de Tomo) のスタ-ト時の1枚。T.D.Tはレースではありません。北米の100マイルレ-スで数多くの実績を出している井原知一選手のプライベ-トペース走です。レ-スでもないのになぜ160kmも走るの? その答えは、参加者自身が感じ、見つけだすしかありません。人によっては答えなんていらないのだとも思う。あるいは経験を重ねるたびに変化するかもしれません。このような場を与えてくれたTomoさんに感謝です。
先日行われた寸又峡カモシカトレイルでの1枚。望月将悟選手の故郷近くで行われるこの小さいレ-スは、望月選手を慕うTJARの選手たちが多く参加しています。すべてが手作りであり、8km/D+950m を一気に登って、一気に下る、参加者が120人ほどの小さなレ-スですが、ボランティアや地元の方々の温かい応援で運営されている素晴らしいレ-スです。多分、北米の有名なレ-スも、こういた地元のランニングコミュニティ-の温かいホスピタリティ-によって運営されているのだろうなと想像してしまいます。写真はトレイルから林道へ出たところで、小さなお子さんが、大きな声で応援してくれたので、ハイタッチで応えた直後の写真、自分もキツそうだけど楽しんでいます。
今年も残りあとわずか! そして来年も楽しく走って登れますように。