いやいや、そんなことって本当にあるんですね。話には聞いていたのですが….
コンパスの針が南北逆を指す。ロゲの一斉スタートでチーム内のひとりだけ逆を向いて走り出すとか。それなら笑い話だ。ソロ山行でコンパスを使用しようとした時に南北が逆だったら….怖いですね。
オリエンに出てみましょ、って方がいらしたので、ロゲに出ていた頃のコンパスを引っ張りだしてきた。それでもって皇居で整置((地図上の北とコンパスの北を合わせて地図の向きを整えること))してみましょう、と整置すると、あれ?お堀が逆だわwww
こういう現象は百均のコンパスとかで発生するものかと思いきや、この方のコンパスは有名S社製、高い安いは全く関係ないそうだ。磁気を帯びたもの、例えば電化製品などの近くに保管しておき、それを動かした時に針の上を磁気方向が動くと、南北が入れかわってしまうそうだ。なるほど。ちなみに、微妙に狂うというのはないそうです。磁気が弱くて不安定になるということはあるかもしれませんが。
直し方は以下のリンクで。その方のコンパスも直りました。
もうひとつ。コンパス内の気泡の話…高い標高や低い気温になると、オイルの中に気泡が入ってしまうケースがある。ある程度は仕方のないことらしい。ただ、その気泡のせいで針が変な方向で止まっていないか注意をする必要があり、それがストレスになるようであれば、もう1つ買おう、ということになる。ナビゲーション競技をされる方なら必ず予備コンパスは持っているだろうから、そちらを予備にするとか。ちなみに私のモスクワコンパスは標高あげたり、気温が1桁になると気泡がコロコロしています。普段は上の写真のように何もない状態ですけれど。
皆さんのコンパスも一度チェックしてみてください。
追記: この写真を撮ろうとスマホを近づけると針が動きますね。当たり前なんでしょうけど。