過去ポスト:コンパスの怖い話(南北逆転とその直し方)はこちらのリンク https://mountain-ma.com/kugishima/2017/01/24/compas/
過去にコンパスの南北が入れ替わるという怪奇現象(ではない)のような怖い話をご紹介したことがある。さてさて、暑い夏には怖い話ですね。今回は、コンパスにルーペが付いているのか、 ルーペにコンパスが付いているのか?老化という恐怖に向き合うルーペの使用頻度が高いシニア世代にお送りするコンパスの怖い話-シーズン2 であります。過去リンクの記事にもあるような、補助等高線が入り組んだ微地形とか、上の写真のような細かい情報量が多いオリエンテーリングのスタートエリアで、自分のコンパスがこんな状態になったら、どうでしょう ?
スタートエリアで胸のポケットから出したら、え?え? 支柱部分の予備を持っているから直せる?いや、プレートが破損しているので無理!そもそもスタート3分前だし….
はい。怖いですね~、ものすごく怖い話ですね~(泣) はい。怖い話は以上で終了です。
不幸中の幸いだったのは、自分の場合、ソロのオリエンテーリングではなく、ペアのロゲイニング競技のスタートで起こったということ。気持ちを切り替えて、相方にほとんど読んでもらい、ペアとしてよいトレーニングになったということでしょうか。それともうひとつ、過去記事を書いた際に、コンパスのオイルに気泡が入ってしまった場合、買い換えることを記述しているが、今回、それ以外にもオプションにもチャレンジしてみました。
今回のプレートが破損するのは珍しいことのようです。プラスティック製品ですので、当然、劣化はします。通常、支柱部分が破損するようで、メーカー側も素材を改良したりと努力はしていますが、限界はあるでしょう。ただ、コンパス部分は生きており、まだまだ使えるわけですから、もう1つ買うのは少し勇気がいる。このモスクワコンパスは本体とプレート部分が分離できて、交換パーツが販売されています。要在庫確認ですが。購入した O-Ajari.com (リンク)に問い合わせたところ、丁寧に対応していただきました。しかもこの世界の有名人、T島さんからのメッセージ付きであります。嬉しい。
「無事、交換できることを祈っています。」
ん?そんなに難しいことなのか?子供の頃、プラモデルは嫌いな方ではなかったので、メールで確認があったがよく考えもせずに購入してしまった(汗)…
そう、慌ててはいけない。なにか取り説のようなものは?ない。あるわけない。あってもロシア語だったりして…. You Tubeに交換方法とか出てないか?ない。あるわけない。需要が少なすぎる。 そう、慌ててはいけない。よく考えろ。こういうものは、解体する手順で組み立て直せばいいんじゃないか?ということで、まずは観察…..
随分と変わった形状の細い針金でとめられている。これによって、プレートは固定したまま、ベアリング(コンパス本体をまわすこと)して、コンパス直進が可能になるわけだ。自分はコンパス直進はあまりしない。理由は言い訳タラタラになるので割愛させていただきます。とにかく自分にとってモスクワのサムコンパスはサム老眼用ルーペに間違って上級競技者用のコンパス本体がついてしまったモデルなのである。普通のオイルコンパスの値段の3倍ぐらいするモスクワコンパスの針の反応と止まりの速さは上級競技者でなくても、持っているだけで喜びを感じられる大人の道具だと思うのです。
以下、交換の様子を写真のコメント欄に解説をしておきます。
最後に自分は移動中の破損を防ぐために、ケースに入れていますが、I-phone のケースに入れています。なぜか、専用ケースのようにピッタリです。
交換が難しいかといえば、そうではない。ただ、子供の頃、プラモデルを作ったことがない男性とか、家にドライバーがないという女性だと、「えー、やってやって」と周りにお願いするパターンになるかもしれません。
どこかのロゲイニング、オリエンテーリング(こちらは最近ご無沙汰)でお会いしましょう。