2014年の3月に「さよなら国立競技場」(リンク) というブログを書いた。毎週火曜日か水曜日だっただろうか、「激走」という公開プログラムがあり、ペースごとにペーサーがついたインターバル走の練習会が行われていた。織田フィールドより少し高い程度の価格設定だったと記憶している。そして、国立競技場が生まれ変わるにあたり、そうした一般公開プログラムはなくなっていった。上記はその際に、批判と願いを込めた書いた記事でもある。その国のスポーツ文化は、どれだけその一般参加者が広いかにかかっている。マーケットが存在しなければ、プロもまた存在できない、代表も強くならない。国立スタジアムはその役目を果たすべきだというのが私の考えです。
今週、陸連登録の競技者、関係者以外のランナーとしては、新国立競技場のトラックを初めて走る一人となる機会がありました。
「New- HALE Track Club 」(ニューハレ社公式Youtubeサイトより)
旧国立競技場のような料金で貸切ことはできないだろう。スポンサー企業が必要であろうし、金額設定が高くなれば、なにかイベント性も必要になるだろう。それでも、一般市民ランナーが足を踏み入れたことが、まずは第一歩であり、New-HALE社と企画運営にあたったJR田中氏、スタッフのみなさんに感謝いたします。そして、もっとお金のあるメーカーさん、代理店さん、あるでしょ、いるでしょ、コロナ禍でイベント立てにくいとは思いますが、大手メーカーさん、もっと頑張って。
New-HALEのテーピング講習もあり、自分の故障箇所へのテーピング方法も教えていただき、有意義なイベントだったと思います。そしてなによりも、自分のように、レースに向けてガチガチとは走っておらず、昔のランニング、山仲間とは疎遠になりつつあるこのコロナ禍において、このような素晴らしい場所で再開できたことがなにより嬉しく思います。