大分ブログを書くのが遅れたが、5/21は、比叡山 Inter national trail run 2002に参加。
大会参加の位置付けとしては、6/25にスタートするWestern States Endurance Run(WSER)の最後のボリューム練習というもの。例年暑くなる大会で、暑熱順化がどの位すすんでいるか確認するのにもとても良い機会でもある。
ちなみに、この大会50mileカテゴリーは非常にタフな設定で、50km地点の関門が7時間30分。2019年にも参加したのだが、あえなく50km地点で関門アウト(5分オーバー)となった。
このカテゴリーは、関門時間ぴったりに50kmを通過しても、よほどペースを上げない限りおそらくその先で関門アウトになってしまうので、最悪でも7時間20分未満で通過しないといけない。それは、今回の50kmカテゴリーに当てはめるとトップ20に入るタイムだ。このこともこのカテゴリーの厳しさを物語っている。
僕が、2019で失敗した理由は、序盤は100mileペースでゆっくり入ってしまい、気づいた時(40km地点)には、関門にはどうしても間に合わなかったという点。つまり、タイムマネジメントが肝要となってくる。そこで、今回は既に完走経験のあるシガウマラの西さんにタイムチャートを作成いただき、それに従って、キッチリタイムマネジメントして走ることにした。
前述のとおり、タイムマネジメントが重要なため、どのエイドに何時までに、といったようなセオリーがあるので、ハセツネのように試走するとかなりイメージが掴める。ただ、横浜在住の僕などにとっては流石に無理なので、似たようなプロファイルのコース(50km, 累積3600m)を高尾エリアで設定して4回ほど走った。この練習は、WSERの練習も当然兼ねていて、結構長い下り(500mダウン)が何度もコースには含まれているという利点もあった。
さて、レース当日。
起きてみるとなんと雨w
なんなら少し肌寒い。。。
延暦寺会館に着くと、シガウマラの懐かしい面々にご挨拶。
スタート20分前の8:30くらいから徐々に並び始める。雨はやんだ。今回は50mileは、100名弱ほどの参加。みんな速そうw
8:50、鏑木さんの先導でいよいよスタート。少し登って、いきなり500mほど下る。西さんに着いていくが、レースだから?なのか思ったよりみんな飛ばす。ちょっと速いなぁ。と思いながら下るけど、ここで既に違和感。足が靴の中で動く感じがする。うーん、靴下と靴が合わない?試したことある組み合わせだが、最近このスピードであまり下ることがなかったので、初めて露呈した感じ。
ちょっと下りにくいなぁ。
と思いながら行く。
下り切ると割と脚がパンパンになってる(汗)
普段こんなにならないのに…
ペース速すぎるのかな?
今思うとやはり、靴の中で足が動くことによる影響のような気がするが、この時はそんなの考えられなかった。
比叡山のコースのポイントは、ほぼ前半の30km地点までと言っても良い。5から600mUPのモタテ山(17km)と横高山(24km)の二つの登りだ。例年ともとても暑く、2019の時はモタテ山の取り付きは30℃超えてた気がする。。
今回は雨が降ったこともあって、比較的涼しかったが、割と登りだすも湿度を感じて思ったより汗をかいていた。モタテ山に取り付く。前後にシガウマラの面々がいて、かなり安心感がある。割と抑えて進んでいたつもりが、モタテ山が終わる頃、少し内転筋がピキッとくる。。
20km地点の延暦寺に戻ってきて、うどんたべて、すぐスタート。西さん曰く、オンタイムとのこと。
そのまま進むが、内転筋が大分攣りそうに。。
やっぱり下りが変だ。結構、気にして電解質も取っていたのに、なんだか変だ。そこで、今回の秘密兵器、PRローションを塗ることにw
スーっとして気持ち良いw
気分も良くなり、攣りそうな気配はするがとりあえず進む。
横高山手前、Twitter繋がりのSAIさんが、ローションを塗っているw 川の手前で塗るとは流石ローション戦士w ここでご挨拶して、横高山を登る。大きなギャップだと攣りそうになるが、横高山はスイッチバックが多いのでそれほどでもない。割と調子良く進むと、せりあい地蔵WAに到着。シガウマラのサカッキーさんと一緒に進むと、サカッキーさんも攣りそうになったので、ローションを分けてあげて塗り塗りw
ボスをやっつけたので割と気分良く進むも、気がつくとシガウマラ勢がいなくなってる。
これはもう少しペース上げた方が良いかな?と思って進む。
30km以降は案外、ロードや林道が多く、内転筋には優しい!でも下りは脚が攣りかける。。
途中で応援してくれるシガウマラの仲間に元気をもらいながら、進む。
コース変更になった仰木では、一度来た道を戻る。ゲンさん、シガウマラのセオさん、シゲさん、伊藤さんがパックで楽しそうに通過。エールを送る。
西さん、サカッキーさんからもそう離れてなさそうで安心する。SAIさんとは、「ナイスローション!」と言いながらエールを交換するw
仰木からはロードとトレイルの走れる傾斜。内転筋も治まってきたので、ゆっくり全部走る。まだ体力は割と余裕ある感じ。
横川(44km)のガンバフンバエイドに到着。ランランに久しぶりに会えて、ご挨拶。三浦店長の奥様にもお会いできた。
50km地点の関門、延暦寺には7時間1分くらいで到着!
うどんを食べ、持ってきたお吸い物をのみ、デポのジェルをザックに入れる。大浦さんが、水を汲んでくれたり、色々手伝ってくれた。感謝です!
エイドにいた西さんにペースを確認すると、良い感じだという。
これはいけそうだ。と10分ほどでエイドを後にする。ちょっと長居しすぎたw
50kmの関門通過する時、かなり応援を頂ける!これはテンションが↑
鏑木さんからも「おお!ナミネムー」と言ってもらえた。
エイドをでるとすぐに西さんとサカッキーさんに合流。ラスト30kmはご一緒しますかと。程なくして、Twitter繋がりのくっさんも合流。くっさんも足攣りがヤバいらしい。足攣り軍団ですね。とか言いながら、脚が攣らない程度に気持ち良いペースで進む。
一人だとつまらない二周目は、パックで行くと、ワイワイ楽しくて快適!
サカッキーさんが、「過去に完走した時も、ホンマパックに恵まれた。今日もいける気がする」と言っていたので、なるほど〜と思った。巡り合わせというか、ご縁もも大切。
パックだと、面白いのはみんな得意な分野が違うので、それぞれ自分のところになったら自然と前に出て、引っ張るというところ。西さんは、ロードの下り。くっさんは登りのパワーウォーク。サカッキーさんはテクニカルな下り。僕は走れる傾斜の登り。それぞれに引っ張り合う。但し、あまり後ろ振り返らず、基本待たないw
でも、ここまできたら皆んなついて来る。
いよいよ最後の登りに。
時間は全然余裕ある。
ウィニングランですね!
と言いながら、ワイワイ登る。
そして、ついにゴール!
11:04:44(46位)。3年ぶりの宿題、やっと終わりました。
とにかく怪我もせず、WSERに向けてボリュームある練習がこなせて本当によかったです。
レースというよりはセッションの感覚に近い感じで、本当に楽しく終えることができました。心残りは、例年通りの暑い比叡山ではなかったので、暑熱順化のテストには程遠いコンディションだったかな?という点。でもまあ致し方ない。
あとはサウナ練などて、身体を整えていきたいと思う。
途中ご一緒した皆さん、エールを交換した皆さん、大会関係各位ありがとうございました。
ゴール後は、シガウマラの大津勢と軽く打ち上げ!本当に楽しかった。
反省点、というか収穫:
靴のサイズが大きいので、下の時に靴の中て足が動いて、動かすまいとするために踵側で着地してしまっていた。そのため、いつもの下りのフォームではなく、脚に変な負荷がかかっていたと推測。これは、WSERの前に気づいて良かった。