こんにちは、藤岡です。だいぶ日が長くなってきました。雨の日も減って来て、いい季節です。
さて、明日(5月16日)レインシャドウ・ランニング(Rainshadow Running)が主催するサン・マウンテン50マイル(Sun Mountain 50m)を走ってきます。サン・マウンテンは初出場ですが、レインシャドウ・ランニングが主催する他のレースは何度か出場していてどれも最高なので今回も楽しみです。
ということで今回は、私も大好きなレインシャドウ・ランニングのレースをちょっとご紹介します。
レインシャドウ・ランニングはワシントン州とオレゴン州の各地でレースを主催しています。どのレースもとても人気があり、ほぼすべてのレースで枠がすぐに埋まってしまいます。エントリー枠はレースによって異なりますが、多くても300人ほどとちょうど良い規模。25キロから100キロまでの様々な距離のレースが開催されており、加えて来年2016年2月にはレインシャドウ史上初の100マイルレースがシアトルの北西にあるオーカス島(Orcas Island)で開催されます。
私も日程が合えばレインシャドウのレースに迷うことなくエントリーします。今年もすでに2月のオーカス島50キロ(Orcas Island 50k)、4月のヤキマ・スカイライン・リム50キロ(Yakima Skyline Rim 50k)はランナーとして出場しました。加えて前回の投稿でもお話したとおり3月に西城さんのペーサーとしてゴージ・ウォーターフォールズ(Gorge Waterfalls)を走りましたが、これもレインシャドウのレースです。
レインシャドウのオーナー兼レースディレクターのジェームス・ヴァーナー(James Varner)はパシフィック・ノースウェスト(=アメリカ太平洋岸北西部)のトレイルランニング・シーンの中心人物の一人。
彼は「みんなで楽しくパーティーするなかで、その一部として山を走ることを楽しもう」というアプローチでレースを企画していて、無理に煽って盛り上げることもなく、堅苦しいこともなく、常にみんなが自然体で楽しめるレースを作りあげています。
レインシャドウ・ランニングのレースの特徴をいくつか挙げると…
1. レースのあとのお楽しみ。
ゴールでジェームスとハイファイブしたら、ゴールの周りでレースの余韻に浸りながらビールとピザでピクニック。表彰式なんてやりません。周りの人と話してもよし、日陰で寝てもよし。ゴールする人に拍手を送りつつ、生バンドの演奏を聞きながら、気ままにのんびり時を楽しめます。
2. 走りごたえのあるコース。
レース後には楽しいひとときが待ってますが、レースは超本格派。オーカス島やヤキマはかなりの高低差、ゴージ・ウォーターフォールズはけっこうテクニカルとレースそれぞれに特徴があり、経験のあるランナーも十分楽しめるハードさ。その証拠にゴージ・ウォーターフォールズはモントレイル・ウルトラ・カップ(Montrail Ultra Cup)の一戦に組み込まれ、高いレベルのレースが行われましたし、それ以外のレースでもエリート選手が出場することも多く、例えばオーカス島50キロではゲイリー・ロビンス(Gary Robbins)や若干19才の超新星アンドリュー・ミラー(Andrew Miller)、ヤキマ50キロではマイク・フート(Mike Foote)が出場していました。
3. 最高のロケーション。
太平洋を望む海岸沿い(オレゴンコースト50キロ&30キロ)、コロンビア川渓谷(ゴージ・ウォーターフォールズ100キロ&50キロとビーコンロック50キロ&25キロ)、ノースカスケード山脈の中(エンジェルス・ステアケース65キロ&35キロ)、乾燥した壮観な峡谷(ヤキマ・スカイライン・リム50キロ&25キロ)、緑豊かな閑静なリゾートアイランド(オーカス・アイランド100マイル、50キロ&25キロ)など、パシフィック・ノースウェストでも選りすぐりの風光明媚な自然の中でレースが行われます。
そんな楽しいレインシャドウ・ランニングのレースのキャッチフレーズは、“Why run anywhere else?”(「他のレース走ってる場合じゃないでしょ〜♪」)。本当にそのとおり!こちらのトレイルランニングレースの雰囲気を楽しみたい方、絶対おすすめです。
ということで、サン・マウンテン、楽しく走ってきます。
4 コメント
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[…] 「他のレース走ってる場合じゃないでしょ〜♪」 […]
[…] ェームス(James)に引き継ぎを行っていました。ジェームスは私もお気に入りのレインシャドウ・ランニングのレースディレクターで現在シアトル在住ですが、かつてはコロラドに住んで […]
[…] す。それから、パシフィック・ノースウェスト地域に住むものとしては、やっぱりレインシャドウのレースはどれも好きで、みんなにお勧めします。去年走った中では、Backcoutry Riseの景色 […]