ワシントン州で3月から出されていた自宅待機命令は5月31日に終了し、6月1日からは州内の各郡が感染者の推移や対策への準備状況に従って段階的に経済活動の再開を進めています。シアトル市などの都市部を含むキング郡や私の住むスノホミッシュ郡はフェーズ2の段階にあり、例えばレストランなら50%の稼働率での営業ができるようになり、またこれまで禁止されていたキャンプも可能になりました。これまで停止していた建設工事が再開され、町を走っていると少しずつ活気が戻ってきているようにみえます。
一方で、アリゾナ州、フロリダ州、オクラホマ州、オレゴン州とテキサス州では再び感染者数が大幅に増加したという報道があるように、経済再開により一時停滞していた感染者数は再び上昇してきているようで、すこし心配です。
私が住むワシントン州やお隣のオレゴン州は少し感染者数が多かったこともあり、今年予定されていたトレイルランニングのイベントは軒並みキャンセル。メジャーところではCascade Crest 100なども今年は中止です。
一方で、開催の方向で進めていると発表するレースもいくつか出てきています。たとえば8月に開催される200マイルのレースBigfoot 200および並行して開催される20〜73マイルの各レースは開催される方向。「他のレースはキャンセルしてるけど、それはそうするのが一番カンタンだから。私は禁止されない限りやるわよ」というレースディレクターのキャンディスのコメントは、いかにも彼女らしい。
人口密度が低い内陸のほうが開催できそうなレースが多い印象です。私も夏の終りから秋にかけて開催されそうなレースにいくつかエントリーしました。少しずつですが、やっとレースを楽しめる状況になりつつあります。
現状では日本からアメリカに入国した場合、14日間の自己隔離措置が求められます。国内での移動の制限が緩和されるのが先でしょうから、トレイルランニングのイベントに参加するために日本からアメリカに来られる状況になるのはもう少し時間がかかるかもしれません。
アメリカから他の国に行けるのがいつになるのかもまだ見えない状況。7月にエントリーしていたアイスランドでのレース、レース自体は開催されるのですが、私は今年の参加を取りやめました。幸い来年にエントリーをトランスファーできたので、状況が落ち着いてから楽しめるといいな。